菊間城


                    【築城年】不明 【築城者】不明 【遺構】郭

                    【形態】海城 【別称】なし



【歴史】

築城年、築城者共に不明。

戦国時代は、来島村上氏の家臣、神野左馬助の居城であったと云われています。



【構造】

菊間町の海岸沿いの丘に築かれていた城。


今となっては陸続きとなっていますが、かつては周囲を海に囲まれた海城だったようです。

縄張りは丘の頂上に主郭であろう広い平坦地が置かれ、その下に2~3の帯郭が付属していました。


さらに現在では確認出来ませんが、海側には桟橋の基礎として使われたであろう岩礁ピットがあったようです。



【感想】

村上水軍関連の城によくある土塁や石垣、堀といった人工的な防御施設が見られない城。

恐らくは戦うための城というよりも、見張りのための城だったのでしょう。


せめて岩礁ピットでも見られればと思っていましたが、現存していないのは残念です。



【住所】

愛媛県今治市菊間町浜



【交通アクセス】

国道196号線を今治方面から進み、太陽石油の工場を過ぎて、右手に菊間園芸店が見える交差点を右折。

そのまま直進すると城跡である八幡大神社の入口が見えてきます。



←菊間城の郭の1つ


 八幡大神社入口の急な石段を登ると、写真のような

 場所にたどり着きます。


 そこそこ広いので郭の1つだったと思われます。








←八幡大神社


 上の写真からさらに一段上がったところにある神社。


 ここが主郭であったと考えられます。








【訪城年月】2015年5月