しかし、煩悩を払ってはぎ羽化登仙するためにはやはり婆さんでなければならない。
伝説にいう久米の仙人も、女性の白い脛をみて墜落してしまったというではないか。
指宿は別府のように都市化していないので、現在も盛んに天然の砂浴が行われている。
慢性疾患を真剣に治したいと思う人は、
この別天地にしばらく身を投じて治療を試みるのもいいだろう。

ただし、その前に医師の正しい診断が必要だ。
鹿児島大学リハビリテーション科の田中信行教授によると、
指宿の砂浴は砂粒間に約50度から60度の高温水があるために、
その温熱効果で著明な深部体温の上昇があるそうだ。