バロンが病院でリンパ腫だろうと言われてから、7ヶ月。

どれくらい生きられるかきいたとき、今すぐどうにかなるって感じではないけど、薬が効けば半年とかかな。でも1年、3年生きる子もいると言われた。

え。半年?だって、この頃のばろんは、普段は元気だった。

リンパ腫も確定じゃなかったから、
ちがうちがう!って 思ってた。

わたしたちも、先生も 一番わからなかったのは、
バロンが まったく 体重減少しなかったこと。

癌は 痩せる。

バロンは、まったく痩せなかった。

そんなことってある?

たしかにステロイドのせいか
バロンは 食べたくて食べたくて夜中もずっと
『腹へったっぺ、腹へったっぺ』
って、おねだりして、やたら おなかがすいていた。

痩せない癌もあるのか。。


あれからほんとに半年とちょっとで お別れになるなんて。

3日前まで歩いてた おねだりしてた
いつものバロンだった。


なんで、うちのこたちは、
じろちゃんやほくちゃんたちみたいに
老衰とか介護まで いかないのか
だってペットロスとか歌とか多くのブログとか
14とか15とか、ふつうなのに。

お母ちゃんは だっくんもバロンも 車の中で 急変して 同じ感じで 看取った。
自分の腕の中で 看取れたことは しあわせだけど、でも、おうちで はちくんや ほくちゃんみたいな 老犬看取りは、させてもらえなかった。

介護ブログに出てくるような カートにのって、おさんぽして、すきなものなんでもたべて、まったりゆっくりママと過ごしてるワンさんたちは幸せそうで、きっとバロンは そうゆう感じかなって思ってたけど、
まさかバロンまで こんなお別れなんて。

1時間前までドッグランで元気に走ってた誰かさんのショックに比べれば、時間はあったけど、それでもさ。。

チアノーゼの最後は、かわいそうだった。

体に酸素がまわらなくて、苦しかったね。

でも、すぐに呼吸が止まったから、もがいたりは全然しなかった。

津波だって苦しかったのに、また苦しい思いしなきゃいけないなんて、
バロンは やさしい子なのに、どうして、そんなめに あわなきゃいけなかったのか。

苦しみから守ってあげられなくて ごめんね。

かわってあげられなくてごめんね。

何もできなくて ごめんね。



このまえ届いた救命士のバロンとの写真。

お母ちゃんの宝物になりました。

だっくんとバロンがいるから、いろんなこと頑張れたし、
だっくんとバロンのためなら
いろんなことしたいと思った。