皆さんこんにちは
デュアルタップ人事総務担当です
当社でもクールビズが始まり、いらっしゃるお客さまもノージャケットのかたが増えてきております
今回は、他社にはなかなかない(と思われる笑)研修プログラムを紹介させていただきます
4月に入社した新卒も配属され、メキメキと成長を感じ、社会人の貫禄もでてきております
そんな新卒のメンバー全員と、先日5月場所の千秋楽を迎えた、名門相撲部屋の「九重部屋」へ研修プログラムの一環として、訪問をさせていただきました
九重部屋は、高砂一門に属する相撲部屋で、部屋別優勝回数は最多の51回を誇る名門の相撲部屋です
昭和の大横綱 千代の富士が歴代の親方に名を連ね、現在は、大関在位65場所という、長い大相撲の歴史の中で歴代一位タイの大記録を持つ元大関「千代大海 」九重龍二氏が親方を襲名していらっしゃいます。
お昼には、力士のみなさんとちゃんこをいただきました
とてもおいしく、パワーもりもりメニューです
稽古場では、力士の皆さんも、そしてそれを指導する九重親方も、その場にいる全員が、持てる全ての気力、体力を以て取り組んでおられました。
神聖稽古場には10数の力士のかたがいて、1つの土俵で2人ずつ入り交互に鍛え上げた身体をぶつけ合い、その土俵の周りでは四股を踏んでいたり、ケガをしてぶつかり稽古ができない力士のかたはトレーニングをするなど、その時に全力で、自身のできることを考え、各々がその瞬間瞬間でできる最高の稽古をしています。
静かな稽古場に、甲高い声と吐息だけが響きわたり、話し声はほとんどなく、『自分自身と戦う空間』が、そこにはありました。
その姿に、見学をさせていただいたデュアルタップの新人たちも、自身に置き換え、感じるものが多々あったようです。
そんな稽古の一幕で、参加させていただいたメンバーの心に、強く印象に残った一幕がありました。
稽古の終盤、稽古で疲れ果て、立てなくなった1人の力士がいたそうです。
親である、九重親方が声をかけているにも関わらず、立ち上がることができず、今にも横になり倒れそうな状態でした。
その時、九重親方はその力士のかたにこう仰いました。
「今ここで諦めるか、ここで踏ん張って頑張って生き残って、高みに向かうのか、どっちがいいんだ!」
と、腹の底から、倒れ込んだ力士に叫んでいました。
倒れ込んでしまった力士のかたは親方の言葉に、深く深く頷きながら稽古場へ戻っていきました。
傍らの九重親方に目をやると、力士と同じくらいか、それ以上に、汗をかき声をからしながら力士たちを見つめていました。
新人力士には、新卒と同じかそれよりもっと若いかたもいます。親元を離れ、九重親方を「親」とし、先輩力士を兄弟とし、稽古に取り組んでいます。
親方にとって、力士のみなさんは親御さんたちから預かった大事な「子どもたち」です。
親方はその子どもたちを、深い深い愛情を持って全力で育て、
力士の皆さんは大志を抱き、全力で日々切磋琢磨しています。
日々の稽古に、無駄なことは一つもありません。
何かを達成する方法はただひとつです。
一歩ずつ着実に立ち向かうこと。
これは、わたくしたちの日々の活動でも、同じことが言えると思います。
参加した新卒のメンバーも、身の引き締まる思いだった様子で、本社に戻ったあと、
「日々やるべきことに目を向けることの大切さを学びました。」
「夢に向かって努力することに、妥協はしてはいけない。」
「今何をすべきか、瞬間瞬間に自分の課題を見つめることの重要さに気付きました。」
など、感動と気づき、そして大きな学びのあった体験になったようです
とても貴重で素晴らしい体験をさせていただきました
九重部屋のみなさん、ありがとうございました
デュアルタップ