ミュージシャンから役者に転身



バイトもファミレスから派遣販売員となり


人並みに生活はできるかんという生活が始まった


しかし程なくして劇団での舞台の仕事が入ってきた


舞台の仕事といってもギャラなんて贅沢なものはない


チケットを売ってその売り上げの一部がもらえるという程度のものだ


しかも舞台が始まると何日間も稽古でバイトを休まなくてはならない


つまり


派遣のバイトは1日8時間、週5日のレギュラーワークなので続けられなくなるということだ


でも役者として売れることが当然優先なので


すっぱりとバイトをやめ稽古に集中


1ヶ月間は収入ゼロで過ごすことに・・・


舞台が終わった後はまた派遣の現場に戻り


また舞台が入ると辞めるというようなことを繰り返していた


当時テレビで活躍していたのが反町隆や竹之内豊、「ビーチボーイズ」などの時代だ


僕の憧れていたテレビの中で活躍しているほとんどの役者さんがモデル出身


トレンディードラマ全盛期だった中、華やかな人たちしかキャスティングはされていなかった


身長176センチ、スリムで決してモテないということもなかった僕だったけど


モデル出身のイケメンと比べると


単なる一般人なことは自分でもわかっていた・・・


そんな中で小さいころから目立ちたがり屋でいつもクラスで馬鹿なことをしては先生に怒られ


話題の中心で盛り上げ役だった僕は


僕の進むべき芸能の道はこれしかないのかもということは実は気付いていた


ただ、どこかでカッコつけの意識がそこから遠ざけていたのだったが


もう進むしかないと確信し


その道を進むことを決意したのだ


当時28歳、決して早くはないスタートだったが


僕はコンビを組んでお笑い芸人として進んでいくことになった。


その頃になると派遣のバイトも早5年目となり


業界でも少し顔がきくようになっていたりして


シフトも融通がきくようになっていた


芸人としては月に10本ぐらいのライブに出演し


ほどなく事務所にも所属となり営業にもでかけるようになった


高校の文化祭や卒業生を送る会、遊園地の司会や結婚式の2次会の司会など


空いている日は派遣のバイトに入るという感じで


だいたい月に15万から20万ぐらいは稼げていた


食えない芸人をやりながらとしては十分な稼ぎであった


当時30歳


月収平均18万 年収200万


続く