実母が苦手
吐き出してみる内容です
かなり暗めです
苦手な方はスルーしてください
私は実母といると疲れる
なぜならものすごく気をつかうから
怒らせないようにしなきゃ
機嫌悪くさせちゃいけない
母が私に期待してる通り優等生でいなきゃ
長男(私の兄)と次女(私の妹)は手がかかる
しっかりしてるのはななこ(私)だけ
とずっと言われてきた
妹と母はわがまま自己中同士で気が合わない
会えばケンカばかり
間に挟まれてお互いの愚痴を聞くのもしんどい
妹の旦那が病気で亡くなり(2018年2月死去)
その後、妹も闘病(2022年1月死去)
妹の旦那が残してくれたマンションに
母が同居し妹のお世話をすることに
2人とも仲が悪いのでそれはもう大変
妹は病気になっても母に対する敵意はむき出しで
怒る元気はあった
毎日ケンカばかり

お互いの言い分もよくわかる
母はこんなに世話してんのに感謝されない
妹は体がしんどいのに口うるさく耐えられない
日中は妹は1人になりたいので
母を追い出す(それもすごいな…)
母は慣れない土地で長時間過ごす場所といえば
映画かパチンコくらい
妹は旦那のおかげ?でお金だけは困らず
(遺族年金ってすごいね…)
生活費として母にお金を渡していた
日中一緒にいないのに夕方母が帰ってくると
ケンカが始まる
余命宣告されてあと少しかもしれないのに
穏やかに過ごさせてあげればいいのに
と私は母に苛立ちも覚えた
在宅看護士のKさんが毎日来てくれてた
ある日Kさんが私にいった
お母様がいると体調が悪くなるみたいです
お姉様(私)だと血圧も表情も安定します
体って正直…
ある日母と妹は大喧嘩して
母は田舎に帰ってしまった

もう耐えられないと
余命僅かな娘を置いて田舎に帰る選択をしたことに驚いた
母がいなくなった途端、妹の病状は悪化
在宅看護のKさんから連絡があり
すぐに私は妹の所に行った
ついこの間まで普通に話せてたのに
体は辛そうだったけど
笑いあったりしたのに
もう話すこともできない状態でびっくり
このまま死んじゃうのかなと
思った
Kさんの連絡で母もこちらに向かってるそう
田舎だから新幹線の停車駅にいくまでも
時間がかかる
新幹線に飛び乗っても着くのは深夜1時
妹が持ち堪えるか
私は妹が好きだった少女時代の曲をかけながら
手を握りずっと話しかけていた
ああもうすぐ死んじゃうんだな
ほんとに死んじゃうんだな
でもやっと痛みから解放されるんだね
人ってどうやって死ぬんだろう
死んだらどこに行くんだろう
そんなことばかり考えいた
深夜1時すぎ母が到着した
まだ妹の呼吸はある
あんなに母を毛嫌いしてたのに
待ってたんだ
最後の親孝行かな
母が到着してから2時間後
妹の心臓は止まった
母はめちゃくちゃ泣いた
私はそんな母を見て泣けなかった
葬式でも母を見ると冷静になる
気が合わなくて仲が悪くて
文句ばっかりだったのに
死んだ途端にいい母親を演じる
そんな風に見えて
冷静になっちゃってたのかも
妹を失って泣かない自分っておかしいのかな
でも母親に泣き崩れるところを見せたくない
そんな気持ちが優って
母の前では取り乱していない
ほんとは思いっきり泣きたいのに
泣ける場所がない
涙が溢れてくると他のことを考えて
冷静になれる
そんなことができるようになってしまった
葬式が終わっても
母は妹のマンションに住み続けた
部屋中の書類や物を片付けるために
書類を整理中、私と兄(私の実兄)宛ての
手紙を見つけた母
なんと
中身を全部読んだらしい
え?
なんで読むの?
普通読むか??
まじで言ってる??
妹がまだ字が書ける時に一生懸命書いてくれた手紙
私に読んでほしくて書いた手紙
それをなんで母が読むの?
思わず
なんで勝手に読むの?
っていってしまった
母は
別に読んだっていいじゃない
死んだんだし何がだめなの?
ああこの人には何を言っても無駄だ
…。
私はしばらくその手紙を開けなかった
母が先に読んでしまった手紙
嫌だった
ずっと読めなくて、でも妹が何を伝えたかったのか
早く読まなきゃという気持ちでいっぱい
複雑な日々…
数日後、勇気を出して読んでみた
まじかー
これ読んだのかー
知られたくない内容もあったのにー
(私の目のこととか)
やっぱり読まれたくなかった…
ため息がでる
デリカシーなさすぎではないか!!
母とは当たり障りなく接してるけど
今でも私はこのことを許せないでいる
私って心が狭いのかな
母が苦手すぎるからそう思ってしまうのかな
過ぎ去ったことなのに
受け入れられないのは
やっぱり私が問題なのかな…
