花月姫 2 (花とゆめCOMICS)/響 ワタル
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本編4話と別作品1話。


第五話。


勝手に銀魂風に副題をつけるとしたら「子供ってやつは嫌になるけど放っておけない」


今回はシヴァがリースと旅を始める前後の過去のお話がメイン。


シヴァは悪魔のダリラーと梟の相棒と一緒に塔に「花付き」として幽閉されているリースを見物。


リースに心臓を貸して4年。


覚えた感情は「さみしい」とか「こわい」とかネガティブなものばかり。


興醒めしてリースを殺そうとリースの前に現れるシヴァ。


でも気が変わってヘンゼルとグレーテルの魔女みたくすることに。


リースの世話はすんごい大変で育児疲れなシヴァ。


リースに情が移り始めてるのに気が付いてリースを手放すことにして自分は遠くから16歳になるまで自分の心臓を見守ることに。


そこにダリラー、リースの心臓を狙いにやって来る。


シヴァとダリラー対峙するも結局「花」が若すぎてリースを見つけれずダリラーは退散。


シヴァはリースを探すもおらず。


リースの方からシヴァを見つけました。


その後感情を知りシヴァとリースは一緒に旅をすることに。


…梟はどこに行ったんだろう。


第6話。


勝手に銀魂風に副題をつけるとしたら「伏線回収は終わりの合図」


シヴァが倒れリース達は砂嵐の中を進んで村を目指す。


やっとの思いで辿り着いた村は余所者を入れない村だった。


泊めてくれるように頼むリースがまたも「花付き」だとばれてしまう。


そこでラシットの出番。


王子様一行を手厚くもてなす村人。


でも不穏な空気が流れる。


村に出る悪魔の生贄にリースを差し出そうと狂気に満ちた村人達が襲ってくる。


なんとかラシットがおとりになってシヴァがリースを連れて逃げようとするもシヴァがヤリで刺される。


そこに悪魔のご登場。


シヴァの前にリースが立ちはだかり「シヴァは私が守るの」と涙しながらも気丈に振舞う。


幼い頃からのリースを思い出し、シヴァ覚醒。


「俺の‶花"に触れるな」と悪魔を退治。


リースの心臓に手を出さないためにシヴァはリースの前から姿を消した。


第7話。


勝手に銀魂風に副題をつけるとしたら「女には分からない男心があるし男には分からない女心がある」


シヴァが姿を消して数ヶ月経ちリースは16歳になり、ラシットに軽く軟禁されていた。


ラシットにシヴァが16歳になっても現れない理由を聞くも話してくれず。


ラシットの母の話になり、ラシットはリースに軽く求婚。


王様がリースのいる宮殿に来ることになり、リースが着替えていたところにファティマー再登場。


マアルフとの子供ができたけど自分の体の中に取り込まれたと話すファティマー。


王の前で踊ることになったリースは踊っているうちに何故踊ることが好きなのか思い出す。


その時ファティマーはトールと一緒に塔にいた。


トールに幸運のお守りという袋を渡す。


シヴァは自分を封印していた塔に盗賊が入ってきて封印が解けてしまう。


リースはラシットから事情を聞いてシヴァを助けるためにシヴァの元へ行く。


第8話。


勝手に銀魂風に副題をつけるとしたら「終わりよければ全て良し」…違うか。


リースはシヴァに心臓を返して助けようと試みる。


でもラシットはシヴァはそれを望んでないと止める。


兵にこの問題の心臓を狙われるリース。


「その卑しい命まだ惜しむか!」と罵声を浴びせられても「私の胸にはあの人の‶心"がある どんな侮辱を受けようともこの‶心"だけは誰にも傷つけさせはしない」と言い放つリース。


リースなんてえぇ子!!!


逃げるリースを追う兵にラシットが立ちふさがる。


「リースが一体何をした?お前らと同じ ただ普通に生きたいと願っただけじゃないか……!」


ラシットもえぇお人!!!


なんとか捕まらずにシヴァの元へ行こうとするリースに罵声を浴びせる兵たち。


昔、死の意味を理解したときにシヴァに泣きついたリース。


あの時シヴァはどう思っただろうと自分を責める。


シヴァが目の前に現れてシヴァを守ると言うリース。


手にかけようとしていたシヴァをラシットが切りかかる。


ラシットを止めようとするリースに「いい加減わかれ 奴はこうなることを望んでいるんだ!!」と怒鳴りつける。


シヴァが自分で剣を首に当てるのを見てリースは泣く。


リースは自分でお腹を刺してシヴァに心臓を返そうとする。


ファティマーみたくマアルフの体を貫くのかと思ったらチューですよチュー!!


それで心臓を吸い取れるみたいよ!!


動かなくなったリースを見てトールはファティマーにもらった幸運のお守りを投げ捨てようとする。


が、お守りの玉が脈打っているという良い展開!


城が崩壊し、ラシットの前からシヴァとリースは消える。


トールがファティマーは良い悪魔だと言って去って行く。


「心臓を取り込んだあの娘は今や私の子も同然 あの娘が子を産めばそれが……そうして繋がっていく……命」


と昔では考えられない発想をするファティマー。


いい人いや悪魔だ。


数年後、ラシットはまたも放浪。


王子から王になってました。


放浪した先で踊り子を見かける。


でも胸に花の痣はない。


でもその傍らで音楽を奏でるのは優しい顔をした……。


ラシットくしゃりと笑っていました。


いやー!!!


続きが見たいと思わせてくれるお話でした!!


4コマでいいからリースとシヴァのその後のお話を見たい!!


ラシットが王になってからのお話も見たい!!


嗚呼―――――。


花月姫全二巻とか書かないでよ…。


1~2にしといてよ…。


そんで3出してよ…。


そんな素晴しいお話でした。


シヴァが好みだ。


あーシヴァ様…。


短篇。Call Love


卒業して県外の男子校に言ってしまう男の子に告白するため頑張って電話を掛けようとする女の子の話です。


電話で話してみるとうまく言葉が出てこないので直接話そうと決めて家を飛び出す女の子。


ベタッとこけたところに男の子が通りかかり両思いでハッピーエンド。


いやー。


今は携帯あるけどない時代は固定電話にかけるしかなかったもんね。


昔を思い出せれていいお話でした。