大事だから〜嫉妬 part 71 | dks-penguin12のブログ EXO激愛のドペン

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EXOが大好きで、自分の妄想で小説を書いて見ました。特にギョンス(D.O)に恋!
ニョルドやカイド、他のメンバーも参加です。誤字が沢山有るのですが、読んで頂けると嬉しいです。コメントも宜しくお願いします。

チェンは必死に介抱しようとするが自分では何も出来ない。チャニョルがすごい勢いで床にうずくまって痛み、苦しむギョンスに酸素を付け「あああギョンスヤ〜息して!チェン、ギョンスの上着脱がして!」チャニョルはリュックから薬を取り出して痛みで暴れるギョンスに「口開いて!ギョンス、お願いだから…カイ!チェン!ギョンス押さえて!」チャニョルは舌下錠をギョンスの口に入れた。聴診器をギョンスの胸に当てようとした時、見る見る紫色に変色し、腫れ上がっている胸に気付きチェンが「さっき、ギョンスがそこを強打して…」「かなり内出血してる。ここではどうにもならない。心臓もそうだけで肺が損傷してないといいんだが…スホヒョン、マネージャー呼んで!病院連れてかないと。」

 

一部始終を見ていたベクは床に倒れ込みギョンスのそばに行こうとするとチャニョルがベクを突き飛ばし「お前にギョンスを触る資格が無い!お前のせいでこうなったんだぞ!」「もうよせチャニョル!」っとスホが怒鳴る。ぐったりしているギョンス。チェンが自分の膝の上にギョンスの頭を乗せ「ギョンスヤ、ギョンスヤ、がんばれ…すぐに病院行こうな」と優しく頭を撫でる。

 

すぐにマネージャーが迎えに来てギョンスとチャニョルを病院へ連れて行く。

 

二人が去った後みんなはリビングで生気が抜けてしまっている。ギョンスの今にも死んでしまいそうな姿。チャニョルとベクの喧嘩、スホがCEOに呼ばれた事。みんなは何が何だか分からない。するとスホが重い口を開いた。「みんなが見た通りギョンスは重病なんだ。多分この様子だとベクとチェンは全て知ってると思う…いつかは言わないといけないと思っていたがこんな形で言いたくなかった。出来ればギョンス本人の口からみんなに伝えたかったと思うから。でももしかしてもうギョンスの口から言えないかもしれない。だから俺から説明をする。」スホはこれから言う事がどれだけみんなに衝撃を与えるか心配だった。特にマンネ組のカイとセフンには辛いだろう。「ギョンスは心臓を悪くしていて、今まで受けて来た治療の影響で。もう助かる見込みが無いんだよ。日に日に衰弱していって心不全をの発作も何度も起こしてて、もうEXOとしての活動は無理なんだよ。ギョンスは今もみんなとSMtownのコンサートに向けて練習してるけどそれすらギョンスの心臓に負担をかけ残り少ない命を縮めてるんだよ。あいつはそれを承知でSMtownのコンサートを自分の最後にするつもりだったんだ。自分の命をかけて自分がEXOのメンバーの一人として存在している事を確認したかったんだと思う。最後までやらせてあげたかったんだよ。昨日チャニョルが言うには多分コンサートまでは持たないかもって…それでも俺とチャニョルはギョンスがステージの上で死んでしまうかも知れない、でもそれでギョンスが人生をまっとう出来たのならギョンスは嬉しいと。

 

「俺は、俺はそんなの嫌だ!1日でも長くギョンスには生きて欲しい。だから俺が…俺が…CEOにバラしたんだ。ごめんなみんな」とベクが言うとチェンが「ベクの気持ちも分かるがお前の取った行動でギョンスの最後の願いを奪ったんだぞ!あまりにも酷い。命をかけて頑張ってたんだぞ…ギョンスは。それにその事を分かっててどんなに悲しくてもサポートしていたチャニョル。チャニョルだってどれだけ苦しいか、お前考えたことあるか?自分の愛する人の命を縮める手助けするって辛いにもほどがある」と泣きだす。「みんなはどう思う?ギョンスの参加に反対か?」っとスホは言うと誰も声を出さない。みんなはそう簡単に決められる事では無かった。

 

「ギョンスの容態次第だが、戻ってくる前に俺はCEOに頼んでみる。みんなには覚悟を決めて欲しい。もしCEOが反対したらEXOのSMtownコンサートの出場を辞退しようと」とスホが言うとシウミンが「スホがそこまで決心しているなら俺は何も言わないから」するとみんなもスホの意見に同意してくれた、ベク以外は。

 

病院に着いたチャニョルはギョンスを抱えて急いで診察室に入った。先生が慌てて心電図のモニターを準備する。部屋中に心電図の音。チャニョルの聞き慣れた音が響く。それは決して良い音では無く、なぜか不安と恐怖だけの印象がチャニョルを襲う。何度も何度も聴かされ怖い思いをした。レントゲン医師がポータブルのレントゲンでギョンスの上半身を撮影した。画像を見ると運良く肺は大丈夫だった。心電図では心臓が予想以上の悪化している。「チャニョル君、2〜3日入院して様子見た方が良いね。体力も消耗しきっていてしばらく点滴した方が良い。明日、精密検査もあるし。するとギョンスが弱々しく「チャニョル、みんなにバレちゃったね。正直、みんなの顔見れないよ。黙ってた事怒ってるだろうし、僕の身勝手で迷惑かけちゃってるし。」「大丈夫だよ、みんなそんな事思って無いよ。早く元気になって練習しないとね」っとチャニョルが言うと「もう、練習させてもらえないよ…僕…コンサート出させてもらえないじゃん。」とギョンス今にも泣きそうな顔で言う。

 

それからギョンスは頑張って生きる希望を無くしてしまい落ち込んでしまっている。チャニョルが一生懸命にギョンスを励ますがギョンスは全く笑顔を見せなくなってしまった。「ギョンスヤ、俺今日は寮に戻るから、明日の朝また来るから。」「うん、大丈夫だから気にしないで。ここ病院だし心配要らないから。みんなについててあげて。特にカイがショック受けちゃってるだろうから、よろしくね。後、悪いんだけベクを呼んでくれる?ちょっと話したいんだ。」するとチャニョルはすっごい嫌な顔で「なんでだよ!なんでお前が話さないといけないんだよ!あいつのせいでコンサート出れなくなったんだぞ!」「うん、だからだよ。僕、ベクに言いたい事があるから。」「分かった、伝えておく。でも怒りでベクを殴ったりするなよ、お前発作起こすから」

 

続く