大事だから〜嫉妬 part 52 | dks-penguin12のブログ EXO激愛のドペン

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EXOが大好きで、自分の妄想で小説を書いて見ました。特にギョンス(D.O)に恋!
ニョルドやカイド、他のメンバーも参加です。誤字が沢山有るのですが、読んで頂けると嬉しいです。コメントも宜しくお願いします。

「では、いただきま〜す!」チャニョルとギョンスは手を合わせて言う。ギョンスはビビンバをこれでもかと混ぜ合わせている。チャニョルはすでにビビンバを半分以上食べているにもかかわらずギョンスはまだかき混ぜている。「おいギョンス、もう良いんじゃないか?」「もう少し混ぜる」っと言ってもくもくと混ぜている。チャニョルとギョンスは一つの鍋を自分たちのスプーンで食べている。「あ〜この味なんだよね…何度やっても僕はこの味を出せない」とギョンスが言うとチャニョルが「確かにうまいわ!」やっとギョンスがビビンバを食べ始め、見る見るうちに完食した。チャニョルが喜んで「なんなら明日も取りに行こうか?」「いやいや、明日は病院食も食べないと。いつまでも食べられないんじゃ困る。それとチャニョル…もう僕の所にこなくっていいからね。もうすぐ退院だし。」「いや、やっぱり毎日来るよ。お前の顔を毎日見たいんだ!」するとギョンスが「毎日、キスはダメだからね!」っと笑う。

 

それから一週間がたちとうとう退院の日を迎える。でもリハビリと外来があるからあまり変わらないと思っているギョンス。退院の準備をしていると先生がやって来て。「今朝の採血の結果だがやはりまだ生着が半分程度。血液検査も全て通常の半分以下。退院してもくれぐれも気をつけるように。感染しやすいし、怪我しない、走らない!いいね…」「はい、気をつけます。今度は明後日の外来とリハビリに来ればいいんですよね。」とギョンスが言うと「うん、それからは1日おきね。あと熱も出るし、ちゃんと薬持っててね。一応チャニョル君に任せておけば大丈夫だけど。万が一に備えて点滴も用意してあるから」「先生、ありがとうございます。じゃ二日後に来ます。」

 

ギョンスは迎えに来ていたチャニョルと寮へ戻った。「ただいま〜」するとみんなが出迎えてくれた。「ギョンスヒョン、調子どう?練習とかみんなと一緒に出来るの?」っとカイが言うとギョンスが答える前にチャニョルが「踊りはまだ無理だけど歌は練習出来るよ。」するとギョンスが「少しぐらいないら踊れるんだけどな〜」っと愚痴を言う。「とりあえずおかえりギョンス」っと言ってベクが抱きつく。それを嫌な顔をして見ているチャニョルをチェンは見逃さなかった。「ギョンス、部屋に行って少し休めよ」っとチェンが言うと「うん、少ししたらチェン、歌の練習付き合って!」っとギョンスが言うとベクが「じゃメインボーカルチームでやろうぜ!」っと言う。

 

部屋に戻ったギョンスは荷物の片付けを始めると「俺がやるから少し横になれよ。」っとチャニョルが言う。ギョンスが身軽な部屋着に着替えているとカイが痩せ細ったギョンスの体を見て「ヒョン、すっごい痩せたね、これから体力付けないと。僕が準備運動とか付き合うから」「ありがとう、カイ。助かるよ、体が硬くなっちゃって、相当ほぐさないとダメなんだ。今晩から頼むわ」「了解です!」っとカイが敬礼をした。「なあギョンス、そんなに焦らなくってもいいから。ゆっくりでいいから。そうだ!明日はのんびりドライブでも行くか?」っとチャニョルが言うと「ごめん、明日ちょっと実家に行ってくるよ。」「そうだな、それの方が良いな。俺も一緒に行くよ」するとギョンスが「いや、大丈夫だから」

 

しばらくしてギョンスが音楽室に行くとベクが一人でピアノを弾いていた。「チェンはまだ?丁度いいけど。明日なんだけどさ、どこに行くか決めたの?」「いや、これと言って決めてない。映画でも行くか?」「じゃさ、僕の実家に顔出したいからそれも付き合ってよ!」っとギョンスが言うと「もちろんだよ!電車でのんびり行こう。」っとベクが言うとチェンが入って来た。「お待たせ〜。じゃ、ライブの曲を一つずつやって行こう。」ギョンスは思っていた以上に声が出ない。少し落ち込みながら頑張って歌った。歌も毎日練習しないとダメだ。

 

夕飯のあとダンス室でカイとストレッチとかする。やはりガチガチに硬く「ヒョン、やばいぐらいに硬いな。これは時間かかりそうだな。」ここでもギョンスは落ち込む。情けなくって、こんな状態では全然ライブどころではない。あと1ヶ月ちょっとしかないのに。ギョンスは不安とプレッシャーでいっぱいいっぱいになる。

 

部屋に戻るとチャニョルがギョンスの体温を測ると38度もある。「ギョンス、少し横になって。チャニョルは聴診器を出して胸の音を聞いたりする。「少し呼吸が荒いから点滴しとこ。」すると何故だかギョンスの目に涙が。「どうした、具合悪いか?」「いや、今日思うように歌えなかった。声が出ない。体もすごく硬くなっちゃって、このままだとライブに間に合わない…」「だから焦るな、ライブなんてどうでもいいじゃん。今は元気になることだけを考えれば。」「チャニョルはまだ反対なの、僕のライブ参加?」「うん、正直今の状態だと無理だよ。俺たちの振り付けはほとんどハードだから危険過ぎるよ」「お願いだからそんなこと言わないでよ!大丈夫だって言ってよ!チャニョルはどれだけ僕が頑張って来たか一番知ってるじゃん!」「一番知ってるから、だからだよ。」「チャニョルのバカ!わからずや!」っと言ってギョンスは背中を向けてしまう。

 

翌朝、ギョンスは朝早くチャニョルが寝ている隙にベクと出かけた行った。少しして目を覚ましたチャニョルがギョンスのいないのに気づき。「実家か…夕方前には戻るだろう、」