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人生パズルのピースを愛でる

今の暮らし。これまでの時にあったもの、、、を手にとってみたり、
これから生まれるものに思いを馳せてみます。
宝探しと宝暮らし。探しているとやって来て、気づくと一緒に暮らしている。
そんな人生パズルのピースの愛おしさの描写を試みています。

『雨がザーザーの一日でした。

 

 植物…

 タイム、ヘンリー蔦、クリスマスローズ、

 あとはなんだっけ…小花たち。

 ブルンネラ。

 

 おちてくる雨、霞んだ空間…

 どれにもなってみたくなって、

 じいっと…ぼんやりと…見つめながら

 

 今日は静かに過ごしました…

 時を遡る繭の中。

 

 りんご より』

 

 

 

 

土曜や日曜祝日は周囲が静かで、

雨や雪が降ったり降りそうだったりすると

余計に静かに感じられて

仕事が休みで家にひとりで居られるわたしは

上機嫌になります。

 

 

 

どうしても

やらなきゃならないこと以外はやらないで、

家に引きこもっていようと思うのです。

 

 

 

カーテンを少しだけ開けて

空模様を確認、

歯磨きをしてお腹が空いていれば

何かあるものを食べ、

空いてなければ飲み物を飲みます。

 

 

 

着替えたっけ?

パジャマの上から

一枚羽織るだけのこともあります。

 

 

 

そして、手紙を書きます。

たいていその辺にあるノートに、です。

横書き。

 

 

 

書いたものはノートからぺりぺりと剥がし

あちこちに行方不明にならないように

気をつけます。

 

 

 

クリアファイルに挟むこともありますが、

そのファイルをどこに置いたかは忘れています。

 

 

 

書いた後しばらくは、

“その手紙のわたし”

過ごすことができます。

 

 

 

10代のわたしと20代のわたしと、

その後何十年も

いろんなことがあったわたしが

混ざりあっている中で、

リラックスしていて

耳を澄まそうとしているモードです。

 

 

 

妻でも母でもない、

ただの女の子 / 女性であるだけのわたしです。

 

 

 

幼いまま、それでも社会に出ようとして、

気がつくと自分だけで生きているわけでなく

混沌の中もがいてきたけれど…

 

まだ全部を諦めたわけじゃないし

終わってないし、

得たいって思っているものもあるはず…

のわたし。

 

 

 

今日はどんな日で、

今は何を感じていて何を思っていて…

と書きます。

 

 

 

思い出したこと、

そこから連鎖することもあります。

 

 

 

でも連続性はなくてもいいし、

わざわざ何かを書かなくてもいいし。

単語だけでもいい。

 

 

 

相手にその手紙は出しません。

 

 

 

だから返事はもらえないけど

それでもよくて、

今度会えたら伝えられるかも知れない。

 

 

 

そのくらいどっちでもいいくらいのもの。

 

 

 

伝えることができるかどうかなんてことも、

考えなくていいもの…

 

 

 

でも、この時間がとても幸福なのです。

 

 

 

言葉にしてもしなくてもいい

空間で感じている。

 

 

 

静かで、わたしと相手しかいなくて、

身体も気持ちも楽で。

いつの何を書いても大丈夫な時間…。

 

 

 

わたしには中学生の時からの

ペンフレンドがいました。

 

 

 

同級生で思春期、

とりとめもない手紙のやりとり。

 

 

 

その彼は大学に進学して

わたしの家から歩ける距離の

学生寮に入りました。

 

 

 

文通時代も含めて、

あれこれ興味のあることを

一緒に共有し過ごした青春前期10年。

 

 

 

長男で家業を継ぐことが条件だった彼は

卒業すると郷里に戻り、

わたしたちは20代の半ばに

切なく別れました。

 

 

 

それから30年近くが過ぎた

ある年の晩夏に急な再会…

びっくりするくらいに満たされました。

 

 

 

わたしはやっと素直になれて

やっと自分が感じていることが

わかるようになっていたからだと思います。

 

 

 

再会の二日間のことを

同年代の友人に話すと、

フランス映画みたい」

その友人なら、

その想い出だけで残りの人生生きられる」

と言っていました。

 

 

 

雨の日の手紙は、心の中で、

その元彼に宛てて書いています。

 

 

 

三度目の再会時に渡してくれた懐かしい、

太字で青のペンで書かれた

短い手紙はいつも持っています。

 

 

 

再会以降はメールでも

やりとりしましたが、

今は音信不通です。

 

 

 

恋心。

 

 

 

日々の暮らしや仕事を進めながら、

残されたわたしの時間を

大切にするためのエッセンス。

 

 

 

「好きだな」と感じる気持ちや、

「いいな」と心を持って行かれる驚き。

 

 

 

「どうなっているのかな」

ともっと知りたくなる、

探検したくなる気持ち。

 

 

 

「そうだったんだ」と、

自分をさて置いておける胸の余白。

 

 

 

それらのベースは、

恋心なんじゃないかな…。

 

 

 

実はそんなふうに思っています。

 

 

 

『ありがとう!

 41年前にタイムスリップさせる画像!

 あれから無くしたものや、

 手に入れたもの、

 そのことさえ忘れているものの

 なんと多いことかと

 考えさせてくれました。

 

 また歳を重ね

 向き合わなければならない

 今があることだけは現実です。

 

 思い出をしのばせて

 これからも歩いて行くぞ!

 

 流行りの病には

 くれぐれもご注意ください。

 メールありがとう

 

 Umi 』