十一番目の志士。
昼休憩のご飯食べ終えた残りの30分でチマチマ読み進めた上巻がやっと読了。
司馬遼太郎はやっぱり天才。素敵。
この人の副長に勝てる副長はいないと再確認しました。
隙が無さすぎる。
二天一流の遣い手の主人公もかなりの切れ者なのにその上を行く。先の先の先を考えて動いてジワジワ追い詰める。
この本の中の副長はずーーっとこんな感じ↓




は、鼻が長かった


主人公に殺された許婚(あれ?夫だったかも)の仇討ちをする女の人を手伝うという目的で鈴鹿まで送り届け、あともう少しのところで取り逃がします。



先発した永倉新八の組の人が。(笑





ここまで表情に出さないだろうけど、私の中の永倉さんはこんな感じ。

取り逃がしたときに人を一人斬っちゃったもんだから、役人が出てきてしまう。
京都ならこんなことはあり得ないけどここは鈴鹿。
新選組の管轄外。

で、組頭の永倉さんをしょっ引こうとする。





もうね、あなたは高2の反抗期ですか?ってくらいの態度。
お役人の言うことはもっともなんですが、副長直伝の屁理屈で黙らせこの場をしのぎます。


新選組の出番は少しなんですが、下巻で多分また出てくるんではないでしょうか。
全く憶えてない。15年以上前に読んだきりだもんな。永倉さんが出てきたことすら忘れてた。

前に主人公は幼かったような気がすると書きましたが、とんでもない。
全然少年じゃなかった。
なにかといえば女の人と寝てしまう人だった。

司馬遼太郎の副長と張るくらい勝海舟もカッコいい。
本人の意図しないところでスッと相手の懐に入ってしまう感じ。
めちゃめちゃ下品ですけどね。


次は下巻。
1ヶ月でたりるかな。