東みよし町毛田の公園「ゆめりあ34」にある日本列島の形をしたツツジ園が、傾斜地の小規模な地滑りで数年前から形が崩れ、無残な姿をさらしている。花は5月中旬から下旬が見頃だが、木が傷んで花は減り、中には枯れてしまった株も。「日本の中心」として売り込もうと活性化を期待して整備したものの、訪れる人はまばらだ。
公園は北緯34度、東経134度に位置し、下2桁の「34」が一致。同様に北緯と東経の下2桁が一致する場所が北海道から沖縄県にかけて9地点ある。そのちょうど中心に当たることから、2000年に旧三加茂町が「日本の中心」の公園としてツツジ園やモニュメント、あずまやなどを整備した。
目玉のツツジ園は全長約50メートル。町によると、地滑りが最初に発生したのは05年ごろで、列島の形は徐々に崩れていたが、昨夏の大雨でさらに状態が悪化。現在は、関東から近畿地方にかけての広範囲が数メートル下に移動してしまっている。
公園は標高約800メートルにあり、立地条件も良くないため、期待していた観光客は減る一方だ。
それでも住民の間には修復を求める声があり、周辺でウオーキングイベントを企画している住民団体の平野重秋さん(60)は「せっかく整備したのだから、直して多くの人に見てほしい。住民としても何か対策を考えたい」と話す。
公園を管理する町産業課は「近く現地を調査し、修復可能なら直す」としている。
出典:徳島新聞