杉原千畝 | ぽちぽち日記

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2012年10月。突然息子が眼がよく見えないと言い出してからの記録。

映画「杉原千畝」を視聴


存在は知っていたけど、詳しい事情というか背景は知らなかったので興味深く拝見。


クラウス・コルドンのベルリンシリーズは昔ハマって読んだので、1933の頃のお話。


ヒトラーは、今でこそ「なぜあんなのが台頭した?」と思うわけだけど、ベルリン1933を読むと民衆が一つの方向へ流されていく雰囲気がよくわかる。


んで、民族浄化とか言ってユダヤ人を追い払ったら捕まえたり殺したりしてたわけだけど、そここら杉原千畝が領事を務めるリトアニアへ逃げてきたユダヤ人と白系ロシア人に対し、日本を通過するビザを2500枚くらい発行した人なのよね。


杉原千畝の最初の奥様は白系ロシア人だったらしい(Wikipedia)、映画の中では恋人って感じ。


満州で関東軍の裏切りでソ連の怒りを買ってしまい、念願のソ連への赴任が叶わずリトアニアへ行ったんだけど、そのおかげで助かった人達が居た、ってことだから、結果としてはよかったのかな。


奥様役の小雪さんがとーっても役にあっていて素敵。あと何故か外国人キャストがほんとうにイケメンばかりで目の保養おねがい


そして唐沢寿明さんの言葉、言語がすごい。英語やらロシア語やらペラッペラ。ほんとすごい。


関東軍てきくと昔から胸の中がモヤモヤする私。子供の頃からなのよね。

今回も塚本高文さんがめっちゃ嫌な関東軍幹部を演じてた。


ある日突然出国できなくなり、無情にも射殺されちゃったリトアニア在住の商人の姿が痛ましかったな。


戦争怖い。