2020年の2月に掲載しました。
エマージング・ウイルスと言う聞きなれない
言葉があります。これは私が今回のウイルスに
ついて何か記事にすることはないかと思い、昔
永年読んでいた月刊誌を思いだし本棚を開けま
した。
百数十冊の中から 取りやすそうな本を2冊手に
したら2冊目にエマージング・ウイルスの文字が
目に飛び込んできました。2000年8月の雑誌です。
HIVエボラ等の見出しもあり、偶然にも目にす
る事が出来ましたが、非情に難しい内容なので
新型ウイルスの出現だけを取り上げました。
今回ヒト対ウイルスの戦いを「感染症の世界史」
の著者である 石 弘之 氏の説明を記しました。
氏は警告します。人間の社会の変化のすきまをつ
いて侵入してくる病原体は、それぞれ異なった場
所や時期に根を下ろし、その後は人間同士の接触
を通じて新たな地域に広がっていく。
もしかしたら第二第三のサーズや西ナイル熱がすで
に忍びよって、人に侵入しようと変異を繰り返して
いるかもしれない。
40億年生き抜いてきた、つわ者であるウイルスが
強敵と氏は言います。これまで1勝9敗ぐらいで
ヒト側が負けている。勝ったのは天然痘と根絶寸前
まで追い込んだポリオぐらいと言います。
微生物にとってヒトの体内は温度が一定で、栄養分
も豊富な恵まれた環境です。彼らはここから追い出
されたくないでしょう。
両者の関係は次の4つのいずれかの結末に落ち着く
と考えます。
以下次号へ
(パワープレゼンター改め!ひの用心)
今新たなウイルスがじわじわと浸透してる!