三角形の相似比は「ピラミッド型と砂時計型(チョウチョ型・X型)」

 

<砂時計型(チョウチョ型・X型>

 

台形を対角線によって4つの三角形に分割したときの面積比を考える問題があります。

これは、「砂時計型・チョウチョ型・X型」と呼ばれる相似形を利用する問題です。

 

下の図で、四角形ABCDは辺ADと辺BCが平行な台形です。この台形ABCDを対角線によって、アイウエの4つの三角形に分割したときの面積比を考えます。この図の中で、アとウの三角形については相似比が12:20=3:5の相似形になります。対角線の交点をEとすると、DE:EB=AE:EC=3:5です。

 

 

<ピラミッド型>

 

同じく相似形を利用する問題の中で、もうひとつ定番なのが「ピラミッド型」などと呼ばれるタイプの図形です。

例えば下の図のように、三角形ABCがあります。辺BCに平行な直線DEを引き、三角形ADEと四角形(台形)DBCEの面積比を考えるというような問題があったとします。

図の中で、大きい三角形(三角形ABC)と小さい三角形(三角形ADE)の2つの三角形があり、それが相似形であるとすぐ気付くことが大事です。