●突発入院63日目。


・向かいベッドのBBA(通称:ゲラBBA)が居座りに失敗した話でもする?


嫌だ言うても嚥下検査話の前置きなんで、書きマスヨー。うりゃー。


・まあ要は。


杖歩行してる状態で入院して来て即効性でない治療をして。

効果判定は一か月後だから、足の症状が変わらない状態で退院しろと言われ。


一人暮らしで自分で食事の用意をするのも病院に通うのも大変なものだから、3食昼寝付きでリハビリが出来る今の環境を手放したくないと

入院継続を狙って足症状を盛ってドクターに伝えたら、嘘を看破されて未遂に終わった、って事案なんスけどね。


・『全っ然歩けん!足が前へ出ん!!入院して来た時よりだんだん悪くなっとる!!!これじゃあ家に帰っても何も用事出来ん!!』


・2日前から夜勤日勤の看護師、薬剤師、リハビリの先生、お茶配りの助手さん、と。

誰彼構わず『ワタシ全然歩けん』主張をし始めた向かいベッドのゲラBBA。


ガチで全然歩けず、車椅子に移乗してトイレへ行く以外一日中ベッドにいるしかない自分、ハタで聞いてて盛大に草生えましたヨ。


・トイレの時は付き添うから必ず看護師を呼べ、と言われて居るにも関わらず、一人でふらふらトイレへ行って帰ってくるヤツが全然歩けんだと?

どの口が言うとんねーん。


・そもそもこのゲラBBA

ベッドに通常とは逆向けに寝転び、何やらバタバタしてて床に頭からダイブ→ベッドにありったけの看護師大集合→CTを撮る騒ぎになるわ


(そしてBBAがベッドから落ちた、と始末書を書かされる担当夜勤さん。BBAの自爆で看護師さんは何も悪くないのに理不尽や)


身の回り品として陶器製のカップを二つ持ち込んで同日派手な音立てて両方クラッシュ、床に破片を飛び散らし


(どう考えても非常識)


忙しく人手が足りて無いので紙コップを貸します、買いに行くのは明日にしてくれないか?と言うのを拒否。

夕飯前の超忙しい時間帯に無理矢理コンビニに車椅子を出させるわ


(超ワガママ)


看護師の注意はアハハオホホ笑って右から左に聞き流すわ


(ゲラBBAの命名はここから。

会話の時、笑いどころの分からない所でアハハオホホと大声で笑う)


カルテに行状が記載され、ブラックリストに載っている問題患者でして。

自分の欲求通す為なら平気で嘘を吐くんですよ。


【シャワーにどうしても入りたかったから】中3日目の所を、もう5日も入って無いとか言うのはお手の物。


・朝回診の時、2/1からチームチェンジになったばかりでゲラBBAとの付き合いが短く人生経験の浅い地黒先生が、今にも死にそうな声と起き上がるのも大変的な演技に騙され、

『家に帰るの無理そうですね』と言ってしまい。


・回診後、ゲラBBAの日頃の行状を知ってる外来主治医の教育的指導が入ったらしく。


リハの先生に話を聞き、リハビリデータで足の状態を検証して結果をゲラBBAに突きつける方向に。


・リハビリの先生に聞いた所、入院前と今とでは筋力は大きく変わっていない。

歩行能力には問題ない。

歩けないと思ってる心の問題じゃ無いかな?

予定通り今週中に退院です。


と。

その日の夕方、主治医ーずが来て告知。主に外来主治医が攻めてる感じで。


その時、『退院んん!??』


と心底驚いた声を上げていたのを、向かいの家政婦@きさらぎ(仮)は聞き逃しませんデシタヨ。


朝の地黒先生の反応で、足が良くなる迄居座れると思ってたんでしょうねえ。


・現在何処の科も完全満床で医療崩壊待ったなし状態のウチの大学病院。


看護師さんやリハの先生に『ワテがワテが』と自分の事しか話さないゲラBBAに情報は下りて来てないんだろうけど、今この病院では退院出来るヤツは退院させろ、と上から命令が出てるんデスヨ(←情報元:嚥下の先生)


・そんな状況で、治療の無い奴をダラダラと置いとく訳無いやん。


向かいベッドで歩けない私がもう2ヶ月入院してるからって、足の状態悪けりゃ自分も長く居られると思ったら大間違いだぞ?


長期入院してるのは足が悪いからでなくて、2ヶ月にわたる感染症と肺塞栓と背骨圧迫骨折+重症筋無力症の状態底上げ治療の結果、足の筋力が犠牲になったが正解。


・ココは急性期病院デスヨ。

リハビリしたいなら回復期病院に転院しなさいヨ。なんなら毎日送迎バスで行ってたと言うリハビリ病院にでも。


転院の話すらドクターから出ないって事は、自力で日常生活送れる認識されてるって事で。

一人で放置されたら自力でトイレへ行けず、杖又は手すりで身体支えて立つor短距離歩くのが精一杯。

(支えの片手を離すと倒れるから)両手を使って食事の支度なぞ出来ぬような極限の状態では無い、ってコトデスヨ。


てソレ、今の自分の事なんスけどね。

改めて考えるとキビチイな。


・まあ何つうか。


患者の訴えを鵜呑みにして検査データで裏付け取らないで治療を始める神経内科医は居ないし、

検査すれば嘘がモロバレになるので、無闇やたらに症状盛って話すのは止めましょうね 、と言う教訓ですな。


【データは嘘付かないYO!】って事で。


前置き長くなったけど

自分が今回の血漿交換やります判定が下りた【VF(嚥下造影検査)】について書いときま。


【1/2713:40施行】


手順として。


1プッチンプリン程度の柔らかさの牛乳プリン状バリウムを一口と、その後続けて二、三口食べる。


2から揚げ・ステーキ等に当たる硬さの牛乳かん状バリウム一口と、さらに二、三口。


3サラの液体バリウムをいつも飲んでるようなペースで二、三口飲む。


以上をレントゲン的ビデオに撮影する。


・結果。今回、鼻上がりはさほど観察されず。


時間帯によって水が鼻に上がるどころか食べかすが鼻の奥に入る位酷い時とさほどでない時があり、その日のお昼は大して鼻上がりが見られず。なので当然の結果。


・食物から離水したモノはやはり

食べれば食べる程、喉の所に溜まって行き、段々飲み込み辛くなる。


離水が多めのヨーグルトを連続して食べると、喉がてきめんに詰まる自覚症状通り。


・プッチンプリン状バリウムを食べている時から喉に飲み込めないカスが残り始め、食道にもそこから落ちていかない食物がチラホラ出現。



追い討ちの肉の硬さの牛乳かんバリウム一口で、完全に食道に食物が残って積み重なる状態に。



以前と比較して、嚥下筋が疲れて喉残りが発生するまでの時間が爆速で、可食量が減少している。


特に身体が疲れている夕飯が顕著で、コレも納得の自覚症状通りデシタ。



・まだ診断付かないヒトで。

ムセる症状がある

だから自分は【重症筋無力症だ】と訴える例を結構見かけるんですが。


嚥下障害のプロフェッショナル(←何じゃソラ。まあ嚥下障害重いよ?位の意味ですわ)としては、

嚥下筋麻痺が相当重くないとムセまでは行かないんでないの?

と素朴な疑問が。


・自分の場合、水気を多く含んでいて口内でどの方向に飛び散るか分からないフルーツや煮物は別として。


その他の固形物は、ムセる症状が出る前に、喉に食べ物が残り、そこから食道へ落ちて行かないと言うワンクッションがあるんですよね。


その残留物の残りどころが悪ければ、身体がソレを排出しようとして思いっきりムセ込みます。


若しくは、喉のポケットに溜めて置けない量(自分の場合、5cc)を一度に飲んでしまうと、喉のダムが決壊して水分が溢れ、ムセたり誤嚥したりする。


いきなりムセと言う大技が炸裂する事は決してないのデスヨ。


・喉容量の限界超えて食べ物口に詰め込んだり、ゴックンゴックン勢いよく飲み物飲んだりしてませんか?

それやったら老若男女問わず、健常者でもムセますヨ。


・皇后様のようにちょびちょび…

水気も固形物も小さじ一杯程度を口に入れて良く噛んで食べて(←自分の嚥下の先生:上司の常套句)


それでも水気が飲み込み辛く、一日の必要量が摂取出来なかったり、喉に食べかすが残るとか喉に残ったザラっと感でムセるようで有れば、初めて嚥下障害症状を主張すれば宜しいかと。



【飲み込み辛い】は心因性も多いから(気にすれば気にする程自己暗示にかかって喉に違和感が生じ、飲み込み辛くなってしまう)なんとも言えないんですよねえ。


まあコレも、V F撮れば一発で機能的にダメなのかどうか分かるんですけども。



↑和みにウチのワンコを載せときま。


【犬 神 家 っっ】