スーパーママズキッチンで巻き起こる群像劇

(あらすじ冒頭)

 車椅子生活の長谷川未来、スーパーママズキッチンで働く店員達とその周りの人達。長谷川未来は恋人安藤君と平和に過ごしていたが小さな事がきっかけになって、同棲を解消することに。

 一方、スーパーママズキッチンキッチンでは店員の利根川が篠崎七海を怒鳴り散らしていた。他の店員達はその険悪な空気をそれぞれの感情と思惑でやりすごす日常を過ごしていた。しかし、ある事件をきっかけにそれぞれの感情が洪水のようにあふれ出す。

 

多様な感情表現と衝撃的な展開

 登場人物達の感情がダイレクトに心を刺してきます。全ての登場人物の心理描写が丁寧であり、迫力もあって心を揺さぶられます。人物の量と心理描写の深さで感情の洪水にのまれたような感覚になります。この心の揺さぶられ方は初めての体験でした。物語もある事件をきっかけに急展開。想像を超える展開には衝撃を受けました。小説での群像劇の圧力を感じる本でした。

 

 文章表現は読みやすく、登場人物の量は多くても話の展開は複雑ではないので読みやすく一気に読み進められると思います。普段あまり読書をしない方にもおすすめしたい一冊でした。

 

オススメの方

1.最近平坦な日常を送っている方。

2.感情が揺さぶれる感覚を体験したい方。

3.演劇が大好きな方。

 

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