ロシアに女性パイロットが墜落
(冒頭あらすじ)
ノルウェーの女性パイロット イルヴァと教官役でアメリカ軍の伝説的パイロットとジョンはNATO軍の戦闘機に搭乗した。指令によりロシアとノルウェーの国境付近でヘリコプターの護衛の任務についたが、ロシア軍の戦闘機に威嚇を受ける。イルヴァのNATO機とロシア機は攻撃の意思はなく挑発をしあっていたが、両者が接触しNATO機がコントロールを失ってしまう。ロシアの核施設へ向かった墜落していくイルヴァの機体はロシア機に撃墜され、直前に脱出したイルヴァとジョンはロシアに着地してまう。NATOとロシアが一触即発、戦争への危機を迎えるが・・・。
現在(2023年)の世界情勢を映し出す物語
2023年現在のウクライナ、ロシア間の緊張状態を映し出す物語で、今を生きる私達には強烈なリアリティを持って読むことができる一冊です。NATOとロシアの緊張状態。この小説の”もしも”はかなりのリアリティを持って迫ってきます。フィクションではあるものの現代的な戦争の方法や戦争にまつわる利権等、そのリアリティからぐいぐいと物語に引き込まれていきます。
極北の極限状態
主人公イルヴァと教官ジョンはノルウェーとロシアの国境付近に着地し徒歩でノルウェーへの脱出を図ることになる。この酷寒の地でのサバイバルも丁寧に描かれていて読んでいて凍えそうになります。そして軍人イルヴァのサバイバル知識とタフな精神力。ボロボロになりながら脱出を目指すイルヴァの強さに魅力を感じてしまいます。
それぞれの登場人物達の視点
NATOのパイロットイルヴァ、捕虜経験のあるジョン、イルヴァと親密になるストーム、ロシア機のパイロット イーゴリ。そして彼らの周囲から大統領まで。登場人物たちはそれぞれの思惑と事情を持ってNATO機墜落の危機と対峙していきます。NATO・ロシアというそれぞれの所属を超えた人としての善と欲が入り乱れる本作は読み応えのある物語でした。イルヴァと世界が迎える結末。ぜひ最後まで読んでほしい一冊です。
オススメの方
1.サバイバルストーリーが好きな方。
2.群像劇が好きな方。
3.ゲーム「メタルギアシリーズ」が好きな方。
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