死体のない殺人事件

 ある日、工務店で働いていた三島は切断された左手首を軽自動車の荷台から発見する。そして自分の勤務する工務店のガレージには大量の血痕。警察に通報し、捜査が進むと左手首は工務店の経営者高岡であることが判明する。捜査がすすむ中で胴体部分も発見されたが容疑者がなかなか定まらないでいたが。

 

さまざまな父性の形

 幼少期に建設現場での転落事故により父を亡くした三島。そんな三島を、職場の同僚であった高岡が父親のように見守ってきた。そして、過去の事件によって深い傷を負っている姫川玲子とその父、玲子のライバル日下は自身の息子とのかかわり。そしてもう一つ、物語がするむにつれて明かされる父性。本作全体に流れるテーマ「父性」について思いを巡らせながら読み進めることとなると思います。

 

終盤の展開に切なさと文章の爽快さ

 前中盤では捜査が難航し、なかなか物語が進展していきませんが、後半堰を切ったようにすべての伏線が一気につながっていきます。この展開スピードに胸が高鳴りました。そして、ラストはまさかの展開で決着します。是非最後まで読んでこのスピード感を体感してほしいい一冊です。

 

メモ 姫川玲子シリーズ第2作

 

オススメの方

1.姫川玲子シリーズ読者の方。

2.ドラマを見ていた方。

3.ミステリーが好きな方。

 

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