一枚の間取りから始まるミステリー

(あらすじ冒頭)

 ”私”(著者)が知人から不動産購入の相談を受けた。知人が検討している物件の間取りに不可解な点があるからだ。”私”は知人から渡された間取りに興味をそそられた。キッチンに隣接した壁のなかに謎の空間があるからだ。早速”私”と親交のある建築士、栗原さんに図面を持っていくとさらに不可解な事実が分かってくる。二階の子供部屋が常識では理解できない間取りになっていた。窓もなく入り口も入り組んだ子供を隔離するように作られていたのだ。

 なぜこのような間取りにしたのか、突き詰めていく”私”は想像を絶する事態に遭遇していく。

 

小説かルポか。独特の文体

 大半がセリフ形式で書かれているので小説と思って読むと文章のリズムが独特でルポルタージュのように読みやすくどんどん読み進めて行けます。こちらの想像をはるかに超えていく展開も、物語のきっかけが間取りというのも斬新でした。ミステリーやオカルトが好きな方はもちろん。本が好きな方にも、こんな形があるんだと新鮮な気持ちを体験してほしい一冊です。

 

メモ 2024年映画化 出演 間宮祥太朗

 

オススメの方

1.オカルトが好きな方。

2.ミステリーが好きな方。

3.新しいものを求めている方。

 

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