有名な古典は現代人にも感銘を与える名著だった

 「申楽(さるがく)」を体得していく為の修練方法が、7歳から50代まで段階的に記載せれていたり、観客を見据えての舞台演出など、かなり具体的な芸術論が書かれています。なかでも年齢によって「花」となるものが変わっていくこと、それを意識して芸道を修練していく考え方は現代で仕事をする人たちにも響く内容だと思います。歴史の教科書でタイトルだけ知識として詰め込んでいた「花伝書(風姿花伝)」。こんな良書だったら学生の頃に本文も読むべきだった。読んだことのない方は今からでもぜひ読んで欲しい一冊です。

 

読みやすく理解しやすい現代語訳と解説

 内容は現代にも通じる良書ですが、前半に収録されている原文そのままを読んでいくのはかなり辛いと思います。感銘を受ける前に挫折してしまいそう。しかし、後半に収録されている現代語訳がとても読みやすく内容が現代人の中に障害なく入ってきます。

 

オススメの方

1.人生哲学を学びたい方。

2.歴史が好きな方。

3.舞台芸能に携わる方。

 

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