銀行契約社員の一億円横領
(あらすじ)
専業主婦だった梅澤梨花は繰り返す毎日から変わるために銀行でアルバイトを始めた。少しずつ成果を出して契約社員になった梅澤梨花は顧客に必要とされていることを実感してコツコツと働いていた。
ある日偶然、顧客の孫、大学生の光太に出会い少しずつ平凡な日常から軌道がずれていく。些細なことをきっかけに、気がつくと一億円を横領し逃亡し東南アジアにいる梨花。彼女はなぜ巨額の横領へ向かったのか。
誰の日常にも隣り合わせにある渇き
梨花は一億円の横領をした。作品中では梨花の同級生、元彼、友人。梨花とか変わってきた人物からの視点も描かれていますが、それぞれ、お金にまつわる悩みや苦しみを抱えています。表面的にはそれぞれが順中満帆に思えていても。
踏み外していく姿は恐怖
最初はひと時だけ持ち合わせのなかった財布から五万円をかり、すぐにATMで預金をおろして返しただけだった。そこから少しずつ、でも大胆に常識から外れていく梨花の姿に恐怖を感じました。当初、梨花に交換を感じていた私でしたが、後半の逸脱ぶりは異常でその金銭感覚は本当に恐怖でした。
でも梨花を含め、それぞれ差はあれど登場人物たちの金銭感覚は私達の日常にもあるすぐ側にある世界。その身近さにより恐怖を感じました。
オススメの方
1.主婦の方。
2.金融関係の方。
3.結婚している方、これから結婚しようと思っている方。
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