自らも貧困を経験した著者による家賃滞納の現実
延2,200件以上の家賃滞納者の明け渡し訴訟手続きを受託してきた司法書士である著者。
また、自身も司法書士になる前にはシングルマザーで貧困を経験した体験もあり、家賃滞納(貧困)を単純な悪とする一般的な視点と異なることがこの本の特徴です。
本書に出てくる事例は、本人に悪意がなくても、抜け出したくても抜け出せなくなる貧困の現実と恐ろしさを知ることができます。
そしてそれは誰にでも起こりうる。
家賃滞納者側から見た現実
テレビ等で家賃滞納者が登場する場合は悪質な人間が多く取り上げられます。一瞬で視聴者に分かりやすいからでしょう。
しかし、実際の滞納者たちにはそこに至るそれぞれのストーリーがあり、その事例を18件丁寧に取り上げているのが本書。滞納に至るケースは様々ですが、自分や身の回りの人にいつ起きてもおかしくない事情で滞納(貧困)へと向かって言っています。
離職、離婚、死別、病気。誰でもが起こりうる事態で貧困への一歩が始まる。また本の中では親の滞納に巻き込まれる10代から高齢者までどの世代にも起こりうる現実だと感じました。
主軸は貧困ですが・・・
この本の主軸は貧困への問題提起です。しかし、不動産投資家さんたちにもオススメです。
特にこれから不動産投資を始める方、まだ始めたばかりの不動産投資投資家さんに滞納や店子(賃借人)について知ったうえでアパート経営をされると正しいアパート経営ができると思います。
投資とは言え、他の株式や暗号資産(仮想通貨)、為替取引と違い投資対象が賃借人の生活基盤になっていること、また反対に滞納が起きても対処法があることを知った上で不動産投資(不動産経営)することは大事だからです。
オススメの方
1.これから不動産投資を始める方。又は、始めて間もない方。
2.フジテレビ「ザ・ノンフィクション」テレビ東京「家、ついて行ってイイですか?」が好きな方。
3.不動産業界に入られたばかりの方。(賃貸はもちろん売買の方も)
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