信仰と幸福

(あらすじ冒頭)

 ある日、小学校の前で通り魔事件が起きた。三知男の息子は被害者の一人となってしまった。犯人は自殺し、三知男の一家の風景は変わってしまった。絶望に打ちひしがれる妻の響子、そして娘の花音。闇に包まれたように生きる一家にある日変化が起こる。響子と花音が歌を習いに二人そろって外出をするようになったのだ。

 

信仰宗教

 三知男、響子、花音。それぞれの視点で章立てられて進むストーリー展開が面白い。文体も変化して読んでいて驚きと新鮮さがありました。それぞれが思う正しさと信念で進む姿、そして読み進むとともに少しずつ明かされていく家族の実態。最後の最後まで驚かされあっという間に読み終わってしまいます。登場人物のインパクトがそれぞれ強くて面白い一冊でした。

 

ジャケ買い

 内容についての知識がゼロの状態で表紙のインスピレーションで購入して読み始めました。いわゆるジャケ買いでしたが、面白い内容で一気に読んでしまいました。いろいろな感情を引き出される本で出合えてよかった。

 

オススメの方

1.信仰について考えたい方。

2.信仰宗教と家族について考えたい方。

3.家族の物語を読みたい方。

 

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