統一がもたらす可能性
「祖国が統一したら…」
この言葉は在日1世2世の方がよくおっしゃっていた言葉です。
1972年南北共同声明…1991年南北基本合意書…
そして歴史的な2000年6月15日南北共同宣言。
ひとつの民族が分断され半世紀以上が経過してしまいました。
最近では南北の情勢も非常に好ましくない状況にあり「祖国統一」という言葉をあまり聞かなくなってしまいました。
1991年の世界卓球選手権での統一コリアチームを題材とした映画「KOREA」の仕事に携わる事になりあの時の快挙がもつ意味について考えるようになりました。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、卓球の世界では中国が王国と呼ばれる程圧倒的な強さを誇っています。
1991年以前の世界大会では中国が女子団体8連覇…
中国の9連覇を阻止したのが「統一コリア」だったのです。
当時、卓球関係者の誰もがコリアが優勝するとは想像もしていなかったそうです。
会場であった幕張メッセの収容人数5000名の半数以上が在日コリアン応援団だったそうです!!
「選手達と応援団が心をひとつにした」そんな大会だったと当時の関係者が語ってくれました。
女子シングル,女子ダブルスで優勝した選手がいないのにも関わらず団体で優勝したことからもその快挙の様子が伺えます。
次の大会現在にいたるまで「統一コリア」チームは実現されていません。
その後の大会から中国が8連覇…前大会はシンガポールが優勝しています。
※シンガポールのチームはほとんどが帰化選手だそうです。
世界卓球でコリアが団体優勝したのは後にも先にも千葉大会だけでした。
「統一」の力は
計り知る事ができません。
1+1が2ではない事を証明してくれています。
映画「KOREA」の予告編が公開されました。
http://www.youtube.com/watch?v=zgyaSMvR-7E&context=C4bcd284ADvjVQa1PpcFO6OknSoiXHOTONKQ72PfBakNa_EflrjdU%3D
4月20日みんなで千葉に応援にいきませんか??
映画「KOREA」特別試写会