ウリボンマル考察
言語というものは、非常に面白い
最近よく耳にする「ウリボンマル」
「ウリマル(私達の言葉すなわち朝鮮語)」+「イルボンマル(日本語)」=「ウリボンマル」
「在日語」といえばわかりやすいかもしれません。
朝鮮学校出身者の中ではこの「ウリボンマル」が日常的に使用されます。
もっともポピュラーなのが、言葉の頭に「マン」をつける言葉。
マンだる(めちゃだるい)、マンしぶ(めちゃしぶい)、マンがわ(めちゃかわいい)…などなど
この「マン」という言葉、私達の中でも「満」だと思っている人は少なくありません。
語源は「マンタン」という朝鮮語から来ています。意味は、「やたらめったら」。
実際は、「すごく」「とても」という意味で使用されています。
日本でよく使用される、「めっちゃ」「バリ」などに当てはまる言葉です。
「マン」は、非常に使いやすい言葉ではありますが、場合によってはしっくりこない場合もあります。
例えば、むちゃ近い=「マンちか」は多用されますが、むちゃ遠い=「マンとお」はあまり使用されません。
上でもありましたが、めっちゃ可愛いは「マンかわ」ではなく「マンがわ」。
誰が決めたわけでもないんですが、自然にそのようになりました。
…
続いて、同じ意味で使用される「パル」「ポル」「モル」
※実際はあまり使用されていませんが( ̄_ ̄ i)
この言葉達はどこから来たのか?
おそらくですが↓
お爺さん,お婆さんの事を「ハルベ」「ハンメ」と呼んでいました。
実際「ハルベ」「ハンメ」は、方言であり、「じっちゃん」「ばっちゃん」に近い言葉といえます。
昔は、日本でも、悪ガキたちは、近所のうるさい爺さんのことを「くそじじい」とか言っていたと思います。
それに近いウリボンマルが「ハルジ~」です。
その「ハルジ~」が進化して「パルジ~」になりさらに「ポルジ~」になり「モルジ~」になったと…勝手に思っています。
話はそれますが、昔電車の中で悪口を言う時は、「ウリボンマル」をよく使っていました。
例えば
「アペ パルジ~ 鼻毛 ポッパル」
何を言っているかほぼわかちゃいますよね( ̄ー ̄;
※前のじじい鼻毛爆発
※下記、Y氏からコメントもらったんで早速追加ww
すし屋カウンターでの後輩の一言
「ヨギすし屋のしゃりポルゴツまずいイジヨ」
…
続いて「ゴル」
ゴルは「ごつい」という意味です。
893の事を「ヤゴル」と言っていました。
そこから「ゴル」という言葉が使われ始めたと聞いた事もありますが、定かではありません。
少しわかってきましたが、「ウリボンマル」には「R」を付けるケースが多く見受けられます。
「R」を付けるとウリマルっぽいという事です。
これは「ウリマル100%運動」の産物とも言えます。
※すべてではなく一部
朝鮮学校では、学校内では朝鮮語を使おうという運動を行います。
※学校の外にでると朝鮮語と触れる機会がないので学校内では、出来る限り朝鮮語を使おうと始まった運動です。
でも実際は、日本語の方が得意なので、朝鮮語がスムーズに出ない場合があります。
そんなときに「R」をつけてごまかすんです。
例えば「だるい」といえば完全に日本語です。
で「ダルハダ」(ハダは、~だ。~である。)
それって完全に日本語だろ~!!
じゃ~「ダル(ダr)」にしよう。
といった具合です。
ちなみに、「ゴルブル」という言葉がありますが、「ごつぶっている」という意味ですww
ここで一つ小話を。
僕の大学の同級生L・Yは、いつもごつぶっていました。
L・Yは、何かする度に、「でた!ゴルブルww」と言われていました。
彼は、大学卒業後地域の青年活動に従事しました。
数年後、L・Yが地域の青年を集め新しい運動ソジョ(クラブ)を立ち上げたという話が、同級生の間で話題になりました。
「L・Yが新しいソジョ作ったらしいよ!!」
「へ~なんのソジョ?」
「ゴルフソジョだって!!」
「え?お前それゴルブルソジョの間違いだろ~ww」
…いったいゴルブルソジョってなんだよ…( ̄Д ̄;;
…
僕にとって衝撃的だった言葉といえばやはり
「スルモレス」
「スルモ」とは、使い道という意味。
「レス」は、コードレス,ワイヤレスの「less」
すなわち、「スルモレス」は「使えない」という意味。
スルモレスは、「ウリボンマル」ではなく
そう…「ウリッシュ」なんです( ̄□ ̄;)!!
…
言葉というのは、本当に面白いですね。
大昔に言葉がどのように出来たのか?
特定の集団の中で言語が生まれ発展した事が、朝鮮学校という舞台をみてもよくわかります。
言語そのものが物の見方考え方であるとも言われるほど、言語にはいろんな秘密が隠されているんだと思います。
今後も注視していきたいと思っています。
…最後に
僕の大学の先輩にあだ名が「金策」という人がいました。
朝鮮の歴史人物「金策(キムチェッ)同志」にその風貌がよく似ていることからそのあだ名が付けられました。
ただし、呼び方は「キムチェッ」ではなく…
「キムサク」
もしくは
「キムラサクヤ」
…∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

最近よく耳にする「ウリボンマル」
「ウリマル(私達の言葉すなわち朝鮮語)」+「イルボンマル(日本語)」=「ウリボンマル」
「在日語」といえばわかりやすいかもしれません。
朝鮮学校出身者の中ではこの「ウリボンマル」が日常的に使用されます。
もっともポピュラーなのが、言葉の頭に「マン」をつける言葉。
マンだる(めちゃだるい)、マンしぶ(めちゃしぶい)、マンがわ(めちゃかわいい)…などなど
この「マン」という言葉、私達の中でも「満」だと思っている人は少なくありません。
語源は「マンタン」という朝鮮語から来ています。意味は、「やたらめったら」。
実際は、「すごく」「とても」という意味で使用されています。
日本でよく使用される、「めっちゃ」「バリ」などに当てはまる言葉です。
「マン」は、非常に使いやすい言葉ではありますが、場合によってはしっくりこない場合もあります。
例えば、むちゃ近い=「マンちか」は多用されますが、むちゃ遠い=「マンとお」はあまり使用されません。
上でもありましたが、めっちゃ可愛いは「マンかわ」ではなく「マンがわ」。
誰が決めたわけでもないんですが、自然にそのようになりました。
…
続いて、同じ意味で使用される「パル」「ポル」「モル」
※実際はあまり使用されていませんが( ̄_ ̄ i)
この言葉達はどこから来たのか?
おそらくですが↓
お爺さん,お婆さんの事を「ハルベ」「ハンメ」と呼んでいました。
実際「ハルベ」「ハンメ」は、方言であり、「じっちゃん」「ばっちゃん」に近い言葉といえます。
昔は、日本でも、悪ガキたちは、近所のうるさい爺さんのことを「くそじじい」とか言っていたと思います。
それに近いウリボンマルが「ハルジ~」です。
その「ハルジ~」が進化して「パルジ~」になりさらに「ポルジ~」になり「モルジ~」になったと…勝手に思っています。
話はそれますが、昔電車の中で悪口を言う時は、「ウリボンマル」をよく使っていました。
例えば
「アペ パルジ~ 鼻毛 ポッパル」
何を言っているかほぼわかちゃいますよね( ̄ー ̄;
※前のじじい鼻毛爆発
※下記、Y氏からコメントもらったんで早速追加ww
すし屋カウンターでの後輩の一言
「ヨギすし屋のしゃりポルゴツまずいイジヨ」
…
続いて「ゴル」

ゴルは「ごつい」という意味です。
893の事を「ヤゴル」と言っていました。
そこから「ゴル」という言葉が使われ始めたと聞いた事もありますが、定かではありません。
少しわかってきましたが、「ウリボンマル」には「R」を付けるケースが多く見受けられます。
「R」を付けるとウリマルっぽいという事です。
これは「ウリマル100%運動」の産物とも言えます。
※すべてではなく一部
朝鮮学校では、学校内では朝鮮語を使おうという運動を行います。
※学校の外にでると朝鮮語と触れる機会がないので学校内では、出来る限り朝鮮語を使おうと始まった運動です。
でも実際は、日本語の方が得意なので、朝鮮語がスムーズに出ない場合があります。
そんなときに「R」をつけてごまかすんです。
例えば「だるい」といえば完全に日本語です。
で「ダルハダ」(ハダは、~だ。~である。)
それって完全に日本語だろ~!!
じゃ~「ダル(ダr)」にしよう。
といった具合です。
ちなみに、「ゴルブル」という言葉がありますが、「ごつぶっている」という意味ですww
ここで一つ小話を。
僕の大学の同級生L・Yは、いつもごつぶっていました。
L・Yは、何かする度に、「でた!ゴルブルww」と言われていました。
彼は、大学卒業後地域の青年活動に従事しました。
数年後、L・Yが地域の青年を集め新しい運動ソジョ(クラブ)を立ち上げたという話が、同級生の間で話題になりました。
「L・Yが新しいソジョ作ったらしいよ!!」
「へ~なんのソジョ?」
「ゴルフソジョだって!!」
「え?お前それゴルブルソジョの間違いだろ~ww」
…いったいゴルブルソジョってなんだよ…( ̄Д ̄;;
…
僕にとって衝撃的だった言葉といえばやはり
「スルモレス」

「スルモ」とは、使い道という意味。
「レス」は、コードレス,ワイヤレスの「less」
すなわち、「スルモレス」は「使えない」という意味。
スルモレスは、「ウリボンマル」ではなく
そう…「ウリッシュ」なんです( ̄□ ̄;)!!
…
言葉というのは、本当に面白いですね。
大昔に言葉がどのように出来たのか?
特定の集団の中で言語が生まれ発展した事が、朝鮮学校という舞台をみてもよくわかります。
言語そのものが物の見方考え方であるとも言われるほど、言語にはいろんな秘密が隠されているんだと思います。
今後も注視していきたいと思っています。
…最後に
僕の大学の先輩にあだ名が「金策」という人がいました。
朝鮮の歴史人物「金策(キムチェッ)同志」にその風貌がよく似ていることからそのあだ名が付けられました。
ただし、呼び方は「キムチェッ」ではなく…
「キムサク」
もしくは
「キムラサクヤ」
…∑ヾ( ̄0 ̄;ノ