出国と疎開 | park42

出国と疎開

福島原発の事故の報道を受け

外国人が続々と出国している

朴英二ブログ

少し残念な気もしないでもないが…これは仕方ないY(>_<、)Y

日本人が海外に仕事で行っていたとすれば、同じ行動をとるだろう

帰るところがあるのだから…


いまさらながら…

日本で生まれ育った在日に帰るところはない…という事をこれほど痛感させられたことはいまだかつてない。

個人的には、老後は祖国でくらしたいな~と考えていますが、

今回のような場合に、すぐに帰るという事にはならないわけです。


ボーフムのチョンテセも著書のなかでこんな事を書いていた記憶がある。

「ドイツにいるけど自分は在日です。」


言われてみれば面白い感覚ですよね。


3世代4世代かけて、在日コリアンのアイデンティティーが確立しているという事なんですね。




そういう意味で、ニューカマーとオールドカマーの隔たりを感じたりもするわけです。

もちろんすべてがという意味ではありません。

仙台の避難所で生活する韓国人留学生の話もそうですし…

地震の後に、韓国から日本に来ている僕の友人もいるわけです。



福島でお会いした方たちは、やはり福島の人たちでした。

東京から西へ西へと疎開する人もいる中で、福島に残り福島の人たちのために生きているわけです。

今後の原発の状況がどのようになるか…僕には正直わかりません。

だから、東京から西へ疎開する人を責めたりもしません。

特に子供たちは…

彼らは未来だからです。

大人になにかあったとしても子供を守る義務はあると思うからです。



北茨城地方に支援物資を届ける活動をしている人がこんな事を語っていました。

「この年になって、見えない敵にビビってなんかいられない。」\(*`∧´)/

この判断が正しいとか間違っているとかいう話ではありません。

とある方がこんな事を語っていました。

「今回に限っては、一回戦が決勝戦みたいなもんだ!!



西日本では疎開先として受け入れ準備を整えはじめていますが

数十万人の避難所生活を強いられている人々を一気に受け入れる事はできません。


東京からの疎開をどう考えるか…

ある学者は、万が一の時、一気にパニックにならないように…疎開できる人は疎開するべきだと言っています。

それも一理あるように思えます。

春休みで、親戚が西日本にいるようだったら、母親と子供で疎開するのは良い判断かもしれません。

なにもなければ戻ってくれば良いだけの事ですから。。

同時に、疎開する明確な志があればそれは誰であろうと逃げることにはならないと思います。

でも現時点で普通に仕事をしている人たちは、残って仕事をすべきだと思います。

経済を回さなければいけないと思います。

たくさん働いて、たくさん食べて、たくさん遊んで…ヾ(@^▽^@)ノ

そうしなければ首都機能を失い、さらなる被害を呼び起こしてしまうでしょう。



ジャーナリストが一歩踏み出すことは当たり前のことです。そこに勇気はさほど要りません。

本当に必要な資質は、10歩目は踏み出さない勇気だと…


僕はジャーナリストではありませんが、自分がやるべきことがなんなのか…

いま必死に考えています。