感想文 | park42

感想文

とある大学の授業で短編映画「まとう」が観賞されその感想文を昨日いただきました。

とてもとても貴重な感想ばかりでした。

やはり大学生となると意図を読み取る能力はするどく、深いところを気づいてくれたと思いました。

社会学部のエスニシティ論を受講している学生であるからこそだとも思いました。

全体的にいまの若い世代に差別意識や偏見はほとんど存在しません。

しかしながら無知であるのも事実です。

一部の学生以外は過去の歴史についてほとんど知りません。

在日がどのようにして日本にいるかを本当に知らないんですね。

これは外国人の歴史ではなく自国の歴史であるはずなんですが。。。

また、少し感じた事は、民族を同義語としてとらえている学生が多数いる事にも驚きました。

おそらく、日本での琉球やアイヌの歴史をしっかり学んでいないことがその大きな原因かもしれません。

愛国心と民族心を同じだとする見方は、現在差別意識がないとしても、今後差別意識や偏見が生まれる危険性を十分もっていると思われます。

また、短編映画として制限があるぶん伝えきれていないという作者としての責任も感じる部分ではあります。

とはいえ、今回観てもらったことはとてもいいきっかけになったと思います。

感想文でいろんな疑問も投げかけてくれました。

その問いにしっかりと答えることで少しでも理解が深まればと思います。