父との思い出を探してみた。

定職に就いていなくても

私にはありったけの愛情を幼少の頃には与えてくれた。

父は絵がとても上手かった。

いつも私に絵を描いてくれた。

主に風景画。その影響で
私は風景画や町並みの絵を描くのが好きになり

コンクールに出品された事もある。父に感謝。

今でも町並みや、山々の絵を見ると父を思い出す


もっと、もっと父と話をしてたわいもない親子の関係を深めたいと思っていたのに

もう父はいない。

後悔だけが残る。

ごめんね。可愛いげのない娘で。出来る事なら
逢いたい…
28日は父の誕生日だった

生きていれば75歳

酒飲みで定職にも着かず

ギャンブルに明け暮れ

母に暴力。幼い私と弟は

部屋の隅で泣いていた。

こいつさえいなければ

幸せに暮らせる。いつも

そう考え父を殺す完全犯罪なんか考えたものだった。

おとなしく耐えていた私も高校生になると父にはむかい攻撃するようになった。母に向けられた暴力は私にも向けられ

私も負けてはいなかった

溝は深まるばかり。

ついに父は、お前なんか
生まれてこなきゃよかったんだ、可愛くねー娘だな その言葉に私は父を殴り飛ばした。流血の父

私は家出をした。

若き日の解り和えなかった父と娘

やがて私は結婚して娘に恵まれた。

初孫に父は目を細めた。

父もいつしか丸くなり
私も父との確執を思い出にしようとしていた。

孫の成人式には俺が写真を撮るんだと言っていた父は楽しみにしていたが
間に合うことなく逝ってしまった。
昨日、今日とあなたの話を聞いて、私はあなたから頂いた大切な本を開く前に自分の人生を映画を観るように振り返った。
なんと愚かな人生。目を被いたくなり涙が溢れて止まらない。理解も出来ないまま逝ってしまった父。貧しさの中、苦労した母に凄い迷惑と心配をかけた若い日。そして今も。せっかく授かった大切な娘にさえ迷惑をかけている母である私。
今までの自分が物凄く醜く見え、どろどろの涙が
後悔としてどんどん出てきて止まらない。本が開けない…