大好きな、DJ 山岸淳一さんへ | DJ TSURU(本家)DJ 鶴 OFFICIAL BLOG  by Ameba

大好きな、DJ 山岸淳一さんへ











僕が、まだ…駆け出しのDJだった頃…

山岸淳一さんと言うDJの先輩に、

とても良くしていただきました…


山岸さんは、5つも年上のDJの先輩ですが、

『鶴!!俺は今まで色んなDJを見てきたが…お前のDJは凄いよ、他のDJとは全然違う、俺はお前の師匠では無いし、俺は先輩かぜをふかして威張る奴は大嫌いだから兄弟の様な関係でいたい!!』と言ってくれて…

まるで、実の兄弟の様なお付き合いをして頂き、
誰もが羨む関係を築かせて頂いていました…

当時、まだ携帯電話が世の中に出たばかりで、一般的には携帯電話が普及していない頃…

そのころ…僕には、携帯電話を持っている人が、ただの成金のカッコつけている人にしか見えなく…

携帯電話が大嫌いだった僕に…


『鶴!あと数年したら…いや?もう直ぐ携帯電話の時代が来るはずだ!!まだDJで携帯電話を持っている奴は誰もいない…お前は六本木の最先端のDJなんだから携帯電話を他のDJ誰よりも先に持っていないと駄目だ!これを他のDJみんなに見せてやれ!』

と言い、
当時、10万円以上もした携帯電話を嫌がる僕に無理やりプレゼントしてくれて、絶対に使えよ!!

と言ってくれたのも…

山岸さんでした…

その当時は意味も分からずまるで成金みたいで恥ずかしくて少し嫌でしたが…

山岸さんの言った通りに段々携帯電話が普及して来て
みんなに、鶴さん携帯電話持つの早かったですよね~…とDJのみんなに言われ羨ましがられ

山岸さんに感謝して、お礼を言うと…
『お前は俺の自慢のDJの弟だ…お前が嬉しがったり喜んだりする事が俺は1番嬉しいんだから(照笑)お礼は言うな!お前は絶対に今よりもっとビッグなDJなるぞ…その時まで仲良くしててくれるのが1番俺が嬉しい事なんだよ!だからお礼の言葉は、その時まで…おあずけだ(笑)』

と言ってくれました…

他にも、

当時、お金の無い僕に

他のDJが三万円ぶんレコードを買ったら

お前は、10万円ぶん買って良い曲を沢山かけろとレコード屋さんの端から端まで全部下さい!と言い…それを1日に何けんも周り…1ヶ月では大変なお金とレコードの数になり…それを、朝から晩まで、二人で毎日聴いて、

最高に良い曲以外は全て捨て、中古レコード屋さんに、売ってしまうのでした…

そのためレコード屋さんにとっては、とんでもないお得意さんとなり特別待遇を受ける様になり、
中にはレコード屋さんが個人的に買って来たレコードで、日本に数枚しか無く、DJ界では、山岸さんと僕しか持っていないレコードが沢山あり、僕の宝物に成りました!!


山岸さんと会ったり電話をするのは殆ど毎日でした…


他にも沢山…沢山、色々な事を優しく教えて頂き学んでいました…


ですが…ある日、

突然…連絡が取れなくなり…

誰に聞いても分からないと言います…

一ヶ月たっても連絡が取れませんでした?…

そんな事は、今まで一度もありませんでしたし…

何度、電話しても繋がりませんでした…

山岸さんは、その事がある少し前に家を引っ越しして、まだ部屋がちらかっているから綺麗にしたら新しい部屋に招待してくれると言っていたので…家も分かりませんでした…



僕は、その日以来、山岸さんを探し、10年間電話番号を変えず…

山岸さんからの連絡を待ちました…


しかし…


山岸さんの居所もつかめず…連絡も来ません…

僕と山岸さんの関係で、そんな事は絶対にありえないはず…

山岸さんとは喧嘩しても山岸さんは、一週間も我慢出来ず連絡をくれる優しい方でした…


そして、昨日…


銀座で、ある方のバースデェーパーティーがあったので、めったに電車で移動はしないのですが…久々に電車に乗ると…

偶然、となりに座った方が…


『DJ鶴さんですよね??』

と、声をかけてくれました

『以前…15年くらい前に、山岸さんから、ご紹介された者ですが…』

と言うのです

『山岸さんの事は、聞きましたか?』

と言うので

『いや!?聞いてないです!!実は、僕、山岸さんに、お礼が言いたくて10年くらい山岸さんを探していて…突然、みんな山岸さんと連絡が取れなくなり、周りのDJも心配してみんなで探してるんですが…何処にいるかご存知ですか??』

と聞くと…


『そうですか……DJ鶴さんの事は毎日何回もお話なされていて私も毎日聞いていました…』


『お願いです!!今,何処に居るんですか??どうしても連絡がとりたいのです!!!逢いたいのです!!!お礼が言いたいのです!!!』


と言うと…



『実は…山岸さんは…10年ほど前に、お亡くなりになられたんです…』


それを聞いた瞬間……僕は…電車の中で、しばらく動けなくなりました…瞬きも出来ない状態の目から…

自然に、大粒の涙が止めどなく溢れ…止まりませんでした…


その方は、仕事で次の駅で降りるとの事なので詳しい事は聞けませんでしたが番号交換を致しました


後日連絡をさせて頂き

お墓の場所を聞いたのですが…

お墓の場所も、ご実家も、分かりませんでした…


分かったのは、山岸さんが、引っ越したお部屋の中で、脳内出血で倒れていて、事件性は無かったとの事でした…

『山岸さんが、鶴さんのことが大好きなのは毎日山岸さんから聞いていたので…偶然にも、ご報告出来て良かったですよ…たしか山岸さんが亡くなったのは、2月のこの時期だったので…多分…いつまでも探している鶴さんに、僕を使って教えたかったんだと思いますね…それしかこんな偶然考えられませんよ…』

『そうでしたか…ありがとう御座います…僕も、そうとしか思えません…山岸さんが会わせてくれ教えてくれたんだと思います…』

(偶然お会いした山岸さんのお友達のブログです)
http://blog.goo.ne.jp/westernsound/e/08a96c1a4a7ec04925f26e4fda7a0c4d



『こんな時に、すみませんが…この駅でおりますね…明日連絡下さい…』


『はい…分かりました…本当に、ありがとう御座いました!!…』


後日電話しても…やはり、まだ詳しい事は分かりませんでした…


しかし…部屋を掃除していると…偶然にも

昔、山岸さんに教えてもらって、繋がらなくなっていた山岸さんの携帯番号が見つかりました…

こんな偶然が次から次へとあるのはおかしい…と思い…


違う人が使っているか?繋がっていないのは分かっていましたが…


どうしても…山岸さんの電話番号に電話がしたくなり…


山岸さんの携帯番号に、最後の電話をしました…



すると…



電話が鳴りました…




しかし、全く関係無い方に、なんて言ったら良いのか悩んでいると…

『はい!もしもし?…』

と、全く知らない男性の声がしたので…



駄目もとで…



『こんな時間に本当に、すみません…この番号…山岸さんの携帯じゃ~ないですよね?…?』


と聞くと…



『……はい…山岸ですが……』


と言うのです!!!!!


僕は、ビックリして、言葉が直ぐに出て来ませんでした!!


『え!!??山岸さんですか???山岸淳一さんですか!!????』


『はい…山岸淳一は、亡くなった私の息子です…』




それは、亡くなった山岸さんのお父様でした!!

僕は、全て事情を話しました!!


すると…


お父様も、お母様も、運命的な物を感じると言います


何故なら…


『そうですかぁ~…もう…鳴る事の無い、息子の携帯電話が、

急に鳴ったからビックリしたのですが…

これで分かりましたよぉ…

よっぽど鶴さんとは仲が良かったんですねぇ…』



『え……』



『実は、今日は…息子の命日なんですよ…


多分…今日は…天国から、家に帰って来てるから…


よっぽど、鶴さんの声が聞きたかったんでしょうね~…これで、生前は息子と、とても仲良くして頂きましたのが分かりましたよ…本当に、ありがとう御座います♪』


僕は、この偶然に、いや!必然に、あっけにとられた…


そして、僕は、泣きながら…心の底から!携帯電話の向こうの

ご両親と、山岸さんに


『ありがとう御座いました!!!』

と、何度も、叫んだ!!!!!



山岸さん!

生前から、いつも無償の愛で、見守って下さって頂き

本当に、ありがとう御座います!♪


これからも、天国で、見守っていて下さいね♪


山岸さんの、冥福を心よりお祈りいたします。



山岸さんのことが大好きな…

DJ鶴よりm(_ _ )m


追伸


このブログを書き終え…

(全員に公開)の送信ボタンを押した瞬間…

同時に、一秒もくるわず僕の携帯が鳴り…

山岸さんの携帯電話からの着信がありました…

僕は直ぐに折り返してかけ直しました!!

すると…電源が入っていないか電波の届かない状態なっているとのガイダンスがながれた…

何度かけても同じだった…

僕は、ご両親が…かけて来たのだと思いました…

そして…数時間後…やっとご両親に電話が繋がり…


『先程、着信がありましたのでお電話致しました!!』

と、言うと…


『は??…この携帯は古いので、あれから充電が切れて…

鶴さんが電話をくれたあと…そのまま息子の仏壇の前に置いたきり…誰もさわってませんし…

今も、鶴さんに昨日のお礼を言おうとしたところ…充電が切れているので…

充電器をさして今…携帯の電源が、やっと入ったところに、丁度…鶴さんから…お電話が来られたので凄いタイミングだねと…二人でビックリしてたところなんですよ…??』




『え…?でも確かに…先程…山岸さんの携帯から…1秒だけ着信が来たのですが…』

『私ども夫婦は、かけていませんし…勿論それ以外は家には誰もいませんし…電源も入っていないまま仏壇の前に置いてありましたので…それは絶対無いですよ…』


『そうですか…では、山岸さんが…かけてくれたんですね…』



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僕には、直ぐに分かった…


山岸さんが全てを見ていて…


僕が、

これからも、天国で、見守っていて下さいね♪

と書いた事にたいして…


『分かったよ~鶴♪(笑)』

と、電話をくれたのだと♪


山岸さん♪電話♪ありがとう御座います♪

(=⌒▽⌒=)m(_ _ )mヾ(@°▽°@)ノ



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今でこそ…若いDJが、ようやく…かけるように成りましたが…



当時、これは…レコード屋さんに原盤が殆ど無く…


他のDJは、持っていなくて…


いつも…山岸さんは…

『鶴!この曲、色んなバージョンあるけど…

俺達が持っている、この原盤にしか…入っていない、しかも、この、Bメンの、この!バージョンが1番イイんだよなッ鶴♪ (笑)

でもさ、駄目なDJは…Aメンの、普通のバージョンかけちゃうんだよな♪(笑)』

と言い

山岸さんと、僕とで、毎日毎日クラブで、かけまくって、

流行らせた、山岸さんの大好きだった曲です♪




山岸さん♪今日は、一緒に聴きましょうね♪
γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞо(ж>▽<)y ☆
Make This A Special Night
(スペシャルな夜を作ろう)




DJ TSURU(本家)DJ鶴より 山岸さんへ






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