シンガーソングライター折坂悠太の2枚目となるオリジナルアルバム。その唯一無二のヴォーカルスタイルに引き込まれ、言葉を巧みに届けてくれる。
フォーキーなナンバーから、ボッサ、ジャズ、民謡などの要素をミックスさせて、落ち着きある音で心地よさへと連れていってくれる。歌い方もほんとに様々で、1人のヴォーカリストから、こんなにも変化の飛んだ歌を聞かせてくれることの楽しさは、この上ないね。
そして、ヴォーカルに乗せて届けられる言葉にも惹かれるわけで。文学的なその言葉が表現して描く情景も、瑞々しく訴えかけてくるものがあるね。
「平成」が幕を閉じ、令和の時代も更なる活躍が期待されるシンガーだ。ジャケットはシンプルなのに、このインパクトは強烈です。