大沢伸一率いるMONDO GROSSOのオリジナルアルバムも、数えて3枚目。独自のグルーヴを放出し、クラブ仕様に昇華させては、とことん追及した音を奏でる全13曲。3人の女性ヴォーカルをフィーチャーし、華麗なるアーバンシティのナイトライフを演出。とにかくムードたっぷりに、聞いていて心地よさが出てくる一品。
両A面シングル「EVERYDAY LIFE/THINGS KEEP CHANGIN'」や、Neil Sedakaのカバー「Laughter In the Rain」を筆頭に、大沢伸一のやりたいことがとことん音に表れている1枚。時代を先取りしすぎたせいか、R&Bをいち早く取り入れたけれども、あまりに本場に近い音づくりが、逆に世間一般に浸透しなかったのかなぁ。玄人向けなので、かっこいいのはいいんだけれど、職人だからでしょうか、楽曲に濃さが表れています。
ジャケットからしてブラックモードをプンプンと放出していますね。
オリジナル作としては、ひとまずここでお休み。この後、大沢伸一はbirdを育てます。