Pioneer PLX-1000商品発表会レポート | DJ SWING OFFICIAL BLOG by Ameba

Pioneer PLX-1000商品発表会レポート

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DJ SWING presents edge -Club & Culture Music Magazine- vol.64

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1、「edge of this week」by DJ SWING
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先週木曜日、Billboard Liveで開催されたPioneerの新製品の発表会に招待されて行ってきました。

今回お披露目となったのは、なんと、DJ向けターンテーブル!




当メルマガでも素晴らしいコラムを書いてくれている同い年の西崎信太郎くんと一緒に会場入りすると、エントランス入ってすぐのところにHASEBEさんや、Back 2 Basic @ moduleでも共にレジデントとしてパーティーを盛り上げる仲間で今年のRed Bull Thre3Styleで優勝し世界大会に出場するRENくんが居てしばらく談笑。

その後、メインフロアに行き、開発のストーリーを聞きながら、実際に触って確かめようとテストブースへ。

実際触ってみると、見た目だけでなく、造りや感触も限りなくTechnicsのSL1200シリーズに近いことに気付きました。



特筆すべきは、重量から来るものなのか本体そのものの安定感とプラッターの立ち上がりの早さ、
プラスマイナス50%まで可能なピッチコントロール、CDJシリーズと同じ押し心地の良いボタン群、そして着脱可能なPHONOケーブル端子と電源ケーブルコネクター。
細かいところで言うと、針先を照らすライトが照度の高い白色のLEDだったのもマーキングが見易くてグッド。

正直、ここまでくるとTechnicsを売り払ってこちらに買い替えたくなる程の完成度。

全ての性能面やデザインで全く引けを取らない上に、音声部・電源部が着脱式となると、ついついCRYSTAL SOUNDのド級ケーブルをブっ刺して使ってみたくなりました。笑




しばらくスクラッチしてると側にDMC 2013 WORLD CHAMPIONのDJ 威蔵を発見。

製品について話してると威蔵も「立ち上がりがテクニクスより早いよね~。そしてこのピッチ-50%はかなり面白い使い方が出来ると思う」とバトルDJならではの意見も。

しばらくするとRENくんも近くに来て、同い年同士のスクラッチ好き3人で話が盛り上がっちゃいました。

その後、A Tribe Called QuestのALIによるDJ PLAYがスタートした頃にYANATAKEさんを発見。

YANATAKEさんから「せっかくなので擦ってる動画と製品コメントを頂戴」とのことで軽く撮影して頂きました。

ALIがかける"M.O.P. - ANTE UP"に「似合わねー」と思っていたらEDMもかけだしてビックリしました。笑
音楽的に懐古主義にならず良い意味でアップデートしてる彼にリスペクトの念を抱きながら会場を後にしました。




詳しい製品情報はこちらにアップされています。http://pioneer.jp/dj_dancer/cdj/player/plx-1000/




世界的にレコードが復活の兆しを見せるなか、ここ日本で再びレコードがムーブメントになってくれれば嬉しい限りです。

ハードがあるからソフトも売れるわけで、CDが売れにくいのもCDプレイヤーというハードが無くなりつつあるからなんですよね。車でCD聴くのは地方の方なので、そこにマーケットが存在するのも至極当たり前の話。

先々週、赤坂見附のSoul BarでDJしてる最中、DJに興味ある?若めのお客さんがブースに近寄ってきて「今時Seratoでレコード使ってDJするなんて珍しいですね~」と知ったかぶりなことを言われたので、「HOUSEやEDM等のダンスミュージックやALL MIXのDJはCDJが多いですけど、スクラッチをするDJは99%がいまだにターンテーブルを使ってますよ」と言っておきました。笑

僕は正直PioneerのCDJでスクラッチする気には全くなれません。感触が違い過ぎるし、プラッターが回らないのに2枚使いとか感覚的に無理です。スクラッチするなら絶対ターンテーブル。自分の中でこれは永遠に変わらない。

そのCDJで世界的シェアを誇るPioneerから今回ターンテーブルが発売されたことが興味深いし、その意味を我々は肯定的に捉えるべきですね。

僕もEDMやHOUSEをPLAYするパーティーではCDJシリーズを敢えて使いますが、少しでもHIP HOPをかける可能性やスクラッチをする可能性があるパーティーでは必ずターンテーブルでDJします。

バイナルでしかコントロールできない繊細な表現がある。それは本気のスクラッチャーなら皆思ってるはず。

あと個人的見解ですが、CDJでスクラッチしててもダサイっていうかHIP HOP感が皆無。

改めて新時代のターンテーブルを開発&発売してくれたPioneerさんにBig Respect。

これからクラブでも少しずつ目にしていくことでしょう。

僕も現在愛用中のDJM 900SRTの横に近い将来並べて使いたいと思います。