DJとしてのこだわり その1 ーレコードのセンターホールー | DJ SWING OFFICIAL BLOG by Ameba

DJとしてのこだわり その1 ーレコードのセンターホールー

只今スタジオにてとある企画ものMIX作ってます。


今年は自分の出来ることを惜しみなく披露しようと企画ものを積極的にリリースしていますが、年末のベストを除けばこれが今年ラストの企画ものMIXになります。

内容は追ってお知らせしますのでお楽しみに!


さて、今日から「DJとしてのこだわり」と題して、僕の仕事に関係する職業コラム的な内容のブログを定期的に書いていきます。

記念すべき1回目は音源をレコードからパソコンに取り込む際のレコードの状態に対するこだわりです。


SCRATCH LIVEを使ってPCでDJする自分にとって音源を取り込む際のレコードの状態というのは非常に重要です。

レコードの盤面自体に傷がいってないか、針飛びはしないかといったことはもちろんのこと、僕が気をつけていることがもう一つあります。

それはレコードのセンターホール(真ん中の穴)の微妙なズレによる音程のムラを防ぐことです。


結構な頻度でこのセンターホールがズレている為に曲自体の音程にムラが出て聴覚上気持ち悪い鳴り(音程が不自然に変化する)になってることが多々あります。

特にピアノやパッド等の持続系音源で顕著に現われます。

そういう場合、ハサミを閉じた状態で穴に突っ込んでグリグリと広げてやります。
(↓こんな感じ)


それでターンテーブルの上に乗っけて音程がブレないよう穴の位置を調節してやればOK!

この調節が結構難しいのですが、教えてほしい方はクラブで直接僕に聞いてください。(文章だけで説明するのは難しい為)


というわけでレコードコレクターなら絶句するようなことを平気でやってるわけですが、あくまでも自分はDJであってたとえレコードがモノとして価値が下がるようなことをしても良い音で皆さんに届けるのが筋だと思う訳です。

でもさすがにDANCE CLASSICSのレコードで◎万5千円したレア盤の穴を広げるのには少し葛藤がありました。笑 (結局穴を開けてPCに取り込みました)

あとよくあるのは買ってきた新譜のレコードをスタジオに持って帰ってタンテの上に乗っけて聴いてすぐ穴を開けて調節といったシチュエーション。 他の物に例えるとその異常さがよくわかります。 (たとえば待ちに待った新刊の本を買ってきて表紙が分厚くて邪魔だとかいう理由で表紙をハサミで切り取って捨ててしまう、みたいな。笑)

その話をいろんな方にすると「そんなことやってるのはお前くらいだ」とよく言われますが、あまりやりたくないのが本心です。 ただレコードはそういう性質の商品なので多少なりともそういうブレがあるモノなんだけど気にしだすと無視できなくなるんです、これが。

実際PCに取り込んだ数千曲のうちおそらく3分の1近くは穴を開けて取り込んでいると思います。

個人的には大切な大切なレコードなので(職業としてはDJですが1人のレコード愛好家という側面も自分の中にはあります)僕がDJする際に耳にする曲に対して「ああ、この曲は泣く泣く穴を開けて取り込んだ曲なのかな」なんて予想してみてください。笑

PLAY終了後、どの曲が穴を開けて取り込んだ曲か当てた方にはテキーラをごちそうします。

というわけで「DJとしてのこだわり」第一回目はDJ SWINGのジレンマでした。

ONE.