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それでは、

この企画とCDリリースについて詳しく触れていきたいと思います。



まず、最初のきっかけは 去年の冬でした。
今回のCD企画を担当しているMANHATTAN RECORDS
KENKEN & JIMMYがMYAのPROJECTで、
NYへ来ている時にご飯を一緒に食べに行った際

『お互いに何かやれたらいいですね~』っ的な感じで

軽いニュアンスでお話した事を記憶しています。

それから今年の春

CUT CREATOR$でMIX CDの独占企画を同じ会社内の別の方から
オファーを頂いたので、もしかしたら彼らが押してくれたのかな~? 
なんて思ってたんですが...

(当のお二人は、発売まで全く知らなかったらしい (笑))

一緒に何か出来てよかったなあ~っと思っていたんです。

そんな矢先

『今度は、メジャー流通でR&Bやエレクトロ そしてカバー物が多い
業界内であえて HIP HOPで勝負してみませんか?』っと

KENKENパイセンから、NYへわざわざ お電話頂きました。

正直 驚きだったんですけど 何か必然的というか
すごく自然な様な気がしたのが最初の印象で、
それだけは凄く鮮明に未だに記憶残ってます。

何かのひょっとした話の時に会社内でも
MANHATTAN RECORDSでCD出してみたいよね~』なんて
話をしてた事もあるぐらいだったので。。

ただ その時 実は他のメジャー会社からも先に

『MIX CDのコンピを出してみませんか?』っと

随分と前からお話を頂いている状態でした。色々な相手側の諸事情により
一年近くHOLDされている状態だったんですが、
そこはやはり先に話をもらっている以上 
義理立ては必要だと感じた我々は、その相手に一度お話をして
許諾を得てから返事をさせて欲しいと御願いしました。

MANHATTAN RECORDS側もその話に理解を示して頂き、
僕らとMANHATTAN RECORDSの両方から最初にお話頂いた
メジャー会社の方々に今回のCDのお話を説明し、相互協力と理解の元
企画が実現し、今現在の様な経緯となりました。


今回 この企画に理解を示してくれた


SONY RECORDSの大関さん、白根さん、本当にありがとうございました。

僕がツアーなど やるずっと前の早い段階から、

僕を気にかけてくれていた事

本当に感謝しています。


それからは、あっという間に話が進んでいき
まず毎晩のようにMTGが始まりました。

まず決まった今回のテーマ

(1) 90's Hip Hop

(2) 和洋ごちゃまぜ MIX

そして

(3) 『イチイチ カッコいい』← (笑)

この三つは、作品を作る上で常に頭のかたすみに置いておきました。


(1)に関しては、自分が洋楽を聞き始め、DJを始めた時期であり、
僕の中でもHIP HOPのGOLDEN ERA(黄金時代)なので、
この作品を作る上で、今のご時世に売れにくかったり、
どんなイメージが今後付こうとも この時代の作品をきちっと作って、
自分の名刺となるメジャー流通の作品を作りたかった。

(2)に関しては、やはり自国の音楽をREPするのが、
その国のDJのある意味 使命だと思っています。
日本のRAPについて、色んなネガな意見を未だに聞くんですが...

Sorry, I Don't Give A Fuck abt You !

僕はチャンスがあれば、クラブで仮にPlay出来なくとも何かしらの形で
Pushしていくつもりだし、やはり夢は言葉の壁を超え、アメリカのRapと
同一でかかる日をゴールとして、頑張るつもりです、 はいっ!

(3) 最後は、アラサーになりました(笑) 僕は、
やはりMix Tape世代でして.. 90年代に出ていたMixモノの
一曲、一曲のつなぎ、スクラッチ、ブレンド、シャウト などなど..
『イチイチ カッコいい』DJに憧れていたので、KENKENパイセンが
提案したこのテーマは、僕も蘇る何かと、使命感が体中に宿りました。

それは、この作品に収録されている音源が出ていた時代に

給料の大半をレコードに費やしていたDJ達へ、

今も音楽活動を続ける同士へ、

今は音楽の夢をあきらめた昔の仲間へ、

今や音楽は趣味程度と思っているあなたへ、


もう一度 アノ頃のカセットテープで聞いていたような
アツい何かを呼び戻す様な作品を作りたかったので....
そこら編はすごく意識しました。

その後は、選盤が始まり、自宅のレコード堀り....
色んな制約との兼ね合いを考え、MANHATTAN RECORDS側からの
提案曲とこちらからの提案曲と合わせて大まかに100曲ほど用意。

選曲や作品イメージなど色んな話合いを行って、
まずはお互いの候補曲を半分近くまで減らしたのかな? 
泣く泣く削ったものあったり、、
やはり トラックの感じや、リリック、時代背景的に
『この後にはコレを...入れたい !!』というDJ的な欲求は
抑えなきゃいけない事もしばしばありました。

それは その後に想定される


許諾の問題、

音源の所在、

ライセンシングの時間の問題などなど


これまでにMANHATTAN RECORDSが得た色んな経験と
メジャー流通である上の弊害などを考慮した上で、
納得いくように説明して頂いた末の決断でした。

これらは始めて経験する事のひとつだったので最初は戸惑いましたが..
なんとか製作が終わった今は、結果オーライとなりました。

しかし 他にも様々な問題がありました。

曲の許諾が降りない事には、どの曲が使用出来るのか
ギリギリまでわからずいつもの制作過程とは全く違った
最後の最後まで作品作りを始められない事が、
すごく 歯がゆかったし、ジレンマだったし、

CD制作のお話を頂いて決定した時期が5月の半ば。
6月には帰国してツア-10ッ箇所が決まっており、
CDのリリースが7月末っとなると逆算していくと、
6月中に日本で終わらせないといけない。。

いつもの自分のペースや制作場(NY)での作業は不可能で、
作品を作り始めるまでの待ちが長く、製作期間が極端に短いという
時間との戦いでもありました。

それでも、忙しい中 根気よくスタジオを使わせてくれた
頼れる相棒のSUI

10年来 一緒にドタバタやってくれてる林 社長

快く特典のデザインの許諾をくれたMASTERPIECE

今回 何らかの形で応援してくださったパイセン方、仲間達、

楽曲使用を許可して頂いた業界関係者、

応援してくれる数少ないファンの方々

MANHATTAN RECORDSのスタッフの方々

そして 今回の時間がなかったギリギリの企画を最後まで
根気よく付き合って頂いたKENKEN & JIMMY
本当に感謝しています。

今回 作業して思った事のひとつなのですが、
DJ HAZIMEパイセンがどこかの雑誌で書いていた

『DJを業界のA&Rへ起用しては....』説  僕も大賛成です。

アメリカでは、もはや当然な流れなんですが....
やはり 対象がDJやクラブ系もしくは様々な音楽層にめがけて
作品を作るんであれば経験者や現場にいる人間に勝るものは無し!っと
ホントに強く思うんですね。
彼らを通じて作品が出るから説得力が増す部分も多いと思うし、
何より制作者側として仕事がやりやすい! 

そう、KENKENとJIMMYはDJなんです!
彼らが2003年にお店のノベルテイーで作ったCDは、
僕の今回のCDを作る上で参考にさせてもらった一聴の価値ありな
貴重なアーカイブのひとつでした。

同じDJだからDJならではの細かいニュアンスを理解してくれる
それと同時に自分に足りない部分も意見として伝えてくれる。。 
それってすごく頼りがいのある事だし、
安心して一緒にDJ仲間と作品を作る事が出来たんです。

また 次の機会に今回の目玉となるKRS-ONEの曲の紹介の際に
間違いなくガンガン 登場してもらう
YANAGAWA "DJ" TAKESHI パイセンも同様で、
今後のPRとその可能性を相談出来た貴重なパイセンでした。

今 このコンピ ブームの業界において、
DJというのは貴重な存在になる事は必至であると痛感しました。

そして、本作品はアメリカの音楽業界の良い部分を吸収して、
日本独自の文化にアレンジし直して、アプローチ出来る作品だ!っと、
声を大にして言える作品に仕上がったと思いますし、

今までは一人、二人で完結していた作業に、

より多くのメンバーで作り上げた

僕の名義であっても、僕だけの作品では決してない 

色んな人達の協力と応援があって

完成した思ひ出深い

この時代に必要な重要な作品になったと

自画自賛 出来るモノが完成しました。
















はっきり言って、















自信作なんです !














ここまで 生意気な意見とかあったと思いますが、
結果でしっかり証明出来るようこれから発売まで、
そして発売後も全力でPRしていきたいと思います。
みんなで。。

















発売まで あと2週間















みなさん 応援 宜しく御願いします!







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