Saw "Atomic Blonde". I'd knocked out with all of that productions.
She's the best indeed (especially long-cut action sequence!), all the actors are
much for their charactor. I thought a bit more for the script (for the ending), but,
This is the film I wanted to see in this age w/mom!
She's also excited! We love Charlieze!
「アトミック・ブロンド」鑑賞。
何この面白さ！娯楽作として満点！
公開４週目の田舎だから夜１回しか上映無かったし、客７人しか居なかったけど
観に行けて良かった！
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」ですっかりシャーリーズ・セロンにハマった母も
大満足。特に手持ち長回しのアクション・シーンの素晴らしさ、あんなことが出来る女優
って、有史初なのではと。
他の各役者も当て描きの如くのハマり方で、特にジェームス・フォークナーには嫉妬w
あんなのやりたいが為に歳取ってるな自分。
ってかね、何よりも、音楽！なんだよアレ！
俺狙いとしか思えないぐらいにピンポイントなんだけど！
冒頭からNew Order "Blue Monday '88"（オリジナルではないところがミソ）。
続けてDavid Bowie "Cat People (Put Out Fire)"。しかもタイトルバック。
ここから頭ん中がボウイで染まったまま最後まで。
舞台が舞台だけに、ボウイのベルリン時代を想起しながら。
ロレーン（シャーリーズ・セロン）とCIAのエメット（ジョン・グッドマン）が
ベルリンの壁前の展望デッキで密会するシーンでは、
ボウイもこんな景色（東ドイツ側のみすぼらしさ）を眺めながら「LOW」とか
作っていたのだろうか...と一瞬考えてみたり（実際そうだったらしい）。
違法クラブではPubric Enemy "Fight The Power"（タイトル通りの意味合いの曲）、
そこで拿捕された若者が暴行されるバックにはNena "99 Luftballoon"
（東西ドイツの統合を願う子供の唄）。
ロレーンが赴くバーでは、After The Fire "Der Kommissar"。邦題は「秘密警察」。
Falcoのオリジナルじゃない所が大事。理由は、そこで出会う人物。
それから、盗聴した音声を聴いて赴く迄のシークェンスで流れる、
Siouxsie & The Banshees "Cities In Dust"。イントロが流れた瞬間に全身が痙攣。
しかも、その直後のシーンで「火薬庫（字幕。発声は"Tinderbox”）」って台詞が出て来て、
この監督はどれだけ80sUKオルタナ系が好きなんだよ！と心で叫んだよね。
（"Cities In Dust"はスージー＆ザ・バンシーズのアルバム「Tinderbox」収録曲）。
その後に痺れたのは、Re-Flex "Politics Of Dancing"。
これだけカッコいいのに後年軽視されているバンドと曲は無い。
でも、スリリングなカットでコレを巧く挿れられるには技術が要る。
ここでは、そのセンスが光っている。元曲のMVも素晴らしいんだけど。
そして、ロマンティックなカットでのTil Tuesday "Voices Carry"。
今回、パンフを読んで初めて知ったけど、レコード会社の検閲を受ける前の歌詞は、
女性同性愛者を彷彿とさせるものだったそう。元が知りたい。
他、Peter Schilling "Major Tom"のシーンは、スパイとしてのロレーンの心情を表しているし、
Depeche Mode "Behind The Wheel"の掛かるカットも「遊ばれている」手の内、
A Flock Of Seagulls "I Ran (So Far Away)"で罠に引っ掛かっている。
George Michael "Father Figure" なども大事な場面で流れているんだけど、
全て、監督が「意欲を上げる為に流していた」曲だそう。
そして、全ての使用料を制作会社が負担してくれたのは
「全ての場面に合う。」と合意したからだろうな。
最後に、前述のMVをひとつ。
Re-Flex - The Politics Of Dancing