タイミングを図って安いところで買い続けるのは不可能です。
たまに当たることはあっても連続で安値を拾うことなんて絶対に出来ません!
昨日、電話でお問い合わせいただいた方からの質問の中に
「これから積立投資を始めるにあたって安い時に買いたいのですがいつから始めたらよいですか?」(主旨)という問いかけがありました。
これまでアドバイスした方々には必ずお伝えしていたのですが・・・。
結論としては「いつが安いのかってのは誰にもわからない。コツコツと長期で投資を続ける中で、数年後過去を振り返って・・・ああ、あそこが安値だったんだと気づく。そんなもんなんですよ。」
その際、私がこれまで31年間やってきた投資の考え方と結果をおおまかに説明したのですが、電話ではデータを伝えることができなかったため、ここで改めてお話しをしますね。
下記の数字は非公開にしている私の総資産の対前年比と年平均を記したものです。
元々、アバウトな性格のため2013年度からの記録しか残していないのですが・・・。
年平均の欄を見ると毎年プラスとなっていますが、単年度でみると2018年と2022年の2年間は完全にマイナスとなっています。
直近で言うと2022年末の約0.957という数字の意味ですが、2022年初頭に100万円の投資をしたら年末には95万7000円に減ってしまったということです。
な~んだ、たった6万弱の損失じゃないかと思うなかれ。
これが2年続いたら?
投資元本が1000万だったら?
あなたはどんな気持ちになりますか?
正常な状態でいられますかね?
私は長期投資を志して今年で31年目になります。
この私でさえ、この2年間については「思い出したくもないしんどい」記憶ではあるんです。
もし、あなたが一生懸命蓄えた2000万を2022年初頭に投資していたら年末には約1927万円に減っていたという話です。
私は下げたこの年にも追加で資金を投入しています。
結果、2023年11月末には単年度で約22%、年平均約13%に戻すことができているわけです。
あなたは、あの下げた年に追加資金を投入することができたでしょうか?
あの年、つまり2022年は、前年から続いた「これからはアメリカ株一本で大丈夫だ!」っていう雰囲気のもと書籍は売れたし、始めたばかりの投資家を含めこぞってアメリカ株を買っていた年です。
結局はアメリカ株は急落。
人によっては一晩で全資産を失ってしまった年なんです。
しっかり考えてみてくださいね。
とても大事なことなので(^^♪。