スタジオワーク 追記あり×1 1日 14:54 | DJOASIS 自主規制なし Powered by アメブロ

スタジオワーク 追記あり×1 1日 14:54

追記ありビックリマーク×1


おはよ、皆調子どう?

俺は、さっきくしゃみが10連発ぐらい続けて出て

顔と手が鼻水だらけになってハンパなかったぜ。


昨日、スタジオ軽く紹介したので今日は、その続き的な感じ。

曲を作る工程みたいのを書きます。

知ってる人は、全然知ってる事だと思うけどね。


まぁ、俺の場合だとまず

ラボでサンプラー使ってレコをサンプルして

サンプルしたネタを、そのままループしたり

切り貼りして小細工したりして、メインのグルーブを作る。

もちろん、この時点で失格なネタとかもいっぱいあるわけね。

で、てきつ出来たらそこに、とりあえずなパターンのドラムをたたいてみる。

もちろん、ドラムもレコからサンプルしてたたく時もあるし

音源(キーボードとか)の中に入ってるドラムの音の時もある。

その2つを混ぜる時もあるね。

この時点で、超基本的なメインの部分が出来るわけだ。


ここで、ポインツ。


この時点で、そのビートが合格か失格か?の判断。

ビートによって「これは、ダメ」って短い時間で判断をする。

プロフェッショナルな人は、それが出来る。

若い時は、やっぱその判断が遅かったと思うんだよね。

イマイチな物は、色々やっても、やっぱりイマイチのままだったり

ある程度良くなっても、「これだ!」みたいのは、ほとんど生まれない。

無駄な事に時間をどれだけ使わないかって事だね。

合格したビートには、音源でベース弾いたり、うわメロ弾いたりする。

足したい音は、なるべくラボで足してしまうって感じだね。

その時点で、ラボ作業は、終了。


次は、ラップをとるので、昨日紹介したタイクーンスタジオに場所を移して

俺の作ったビートを、昨日の写真に写ってるMACの中に流し込む。

そしたら、写真の奥のガラスの向こうがマイクの部屋なので

そこに入ってラップをとるって感じ。

にったちゃんの仕事は、ラップやスクラッチをとる作業と、次の過程用に

その作った曲の音を、データ化してもらうって所まで。

曲の中に足す音は、声も、音源も基本ここまでで終了させるって感じだね。


そしたら、そのデータをmy man D.O.Iの所に持っていく。

どいスタは、渋谷にあるDAIMONION RECORDINGSってとこ。

そこで、どい君に全ての音のバランス、音の加工等をやってもらう。

曲の仕上げだね。

基本、ここは、どい君任せで、最後の確認だけ俺がするって感じ。

この作業の事を、トラックダウンって言う。

別の言い方だと、TDとかミックスって言うね。

my man どい君は、元々KDUBの現在時刻の時からお願いしてる男。

ボム作品は、ほぼどい君ミックスだね。

俺のマイク持つDJ「どい君所じゃVIP待遇」ってのは、このどい君の事ね。

ちなみに、音楽業界でD.O.I知らない人は、居ないくらいの存在。

はっきり言って、日本のミックスエンジニアの中では、トップクラス。

てか、日本で一番最先端な音に仕上げられる男だろう。

ラップだったら、ギドラ、ライムスター、ニトロ関連、ムロ関連、、、etc

てか、全然もっといっぱいこの世に出てる音を、どい君が仕上げてる。

歌物とかもやってるからね。

自分でビートも作ってて、ギドラの「リアルにやる」とかそうだね。


ちなみに、ウォーターワールドだと何曲かD.O.Iスタジオでも作ってる。

今日のD-Originuのブログに童子と作業をした模様が載ってるんだけど

その中に、村田君って人の後姿の写真があるんだが

そこが、まさにD.O.Iスタだね。

写真の部屋は、ミックスルームじゃなくて、マイクとりルームね。

俺にとっての、にったちゃんとこみたいな場所。


D-Originu

http://ameblo.jp/d-originu/


そして、まだ終わりじゃない。

どい君とこで仕上げてもらった物を、マスタリングする。

マスタリングってのは、いわゆる本当の仕上げ。

音を売り物としてOKな状態にするって感じ。

低音の厚みを増したり、曲間を決めたり。

俺達は、NYCのSTERLING SOUNDって所にお願いしてる。

ギドラもステアリングサウンドだね。

そして、マスタリングエンジニアは、Tom Coyne(トムコイン)。

この人は、超有名なマスタリングエンジニアで

ラップだと、ロカフェラとかそうだし、リルジョンとかもそう。

他だと、マライアとか、ビヨンセとかもそう。

とにかく、めちゃめちゃ多くの作品を仕上げてる男。

ってか、普通のおじさん。

そして、トムコインが仕上げてくれて初めて音的に完成する。

長かった。


→STERLING SOUND←

↑click here!!

日本語でも見れるから、見てみて。

その後は、その音を日本に送ってもらってパッケージって感じだね。


そんなこんなの工程があります。

完成するまでって、けっこう色々する事あるっしょ。


peace


ビックリマーク追記 1日 14:54

えっとね、たとえば大惨事のNGは

マスタリングでNYCに行く何日か前だね。

あと、ウォーターワールドで言葉が消されてる部分あるでしょ。

あれとか、マスタリング終わった後に、「すみません、、、」

みたいな感じで、ウォーターワールドは、3回くらいマスタリングした、、、

ありえねぇぇ、、、


基本、楽器を演奏するって事は、あまりないね。

キーボード(音源)って、その中に色々な音が入ってるんだ。

なので、キーボードでベース弾いたりするのね。

それも、楽器を演奏っていうより、軽く弾くって感じ。

あと、ドラムは、レコードからドラムの音だけを

サンプラーにとったり、音源の中に入ってるドラムを

サンプラーに一回とって、それをパッドで叩くって感じ。

俺は、基本音は、全部サンプラーの中に入れてしまうので

最終的には、サンプラー一台で音を出す感じだね。


MPC2000XL
↑AKAI MPC2000XL

これ、俺が使ってるのと同じサンプラーね。

この中に音を全部入れちゃえば、これだけで曲作れます。

なので、楽器まったく使えないのも困るかもだけど

別にちゃんと弾けなくても、RAPのトラックは、作れるよ。


ドラムの音は、個人的には、やっぱレコからサンプルして

それが良い音なら、それが一番良いと思う。

でも、音源のドラムでも全然良いと思うよ。

俺もどっちもあるしね。


俺一人で最後までやるのは、今の所無理です><

あと、色々な工程を人にやってもらってるからアンダーグラウンド

じゃないって言うのも、ちょっと違うと思うよ。

アンダーグラウンドって、そういう事じゃないと思うしね。

アングラの人達だって、周りに関わってる人がいっぱい居るはず。

ミックス依頼したり、マスタリング依頼してる物もいっぱいあるよ。

今、ラボを、マイクとれる様にする為改造中なんだけど

それが出来たら、にったちゃんの工程までは、自分で出来る様になる。

にったちゃんには、基本指示を出して進めて行く感じだからね。

にったちゃんが、何かを考えて取り入れるって事は、ほとんどない。

でも、ミックスとマスタリングは、D.O.IとTomにお願いするよ。

もちろん、その2人も、俺の指示があれば、そう動くしね。

その二つは、専門的な知識と機材が無いと始まらない。

特にどい君とは、長い付き合い。

もう、自分の音の一部なんだ。

マスタリングは、機材とかの規模があまりにも違いすぎる。

自分でやっちゃおうかな?レベルの話じゃないんだよね。

もし、2つを完璧に自分でやるならば、環境を作るだけで

何千万は、くだらないす。

へたしたら、もっとかかっちゃうかも!?

音を考えて、どう作って、どう表現するか決めるのは、俺なんだ。

メインを作るのは、みんな自分自身ね。

でも、「売り物の音」に音を向上させる為には

D,O,IとTomが必要だと思ってる。

あの2人は、最高の職人だぜ!


peace