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春始動(3) 紳士服/加速する“カジュアル優勢”

春始動(3) 紳士服/加速する“カジュアル優勢”
2007年2月15日 (木曜日)


 紳士服の春物動向は、引き続き“カジュアル優勢”の流れだ。一部でフレッシャーズ対応などスーツが売れてはいるものの、全般的にビジネス関連の動きは鈍い。その一方でニットなど洋品アイテムに加えて、売れている重衣料アイテムはカジュアル志向が色濃い。


 ワールドの「タケオキクチ」は、カルゼジャケット(写真)が動いた。春らしい素材感と黒やベージュといったベーシックカラーが好調要因。またショルダーパッチなどデテールにこだわったミリタリー要素もその一つとなっている。同要素の人気は根強い。


 オンワード樫山では先月、「23区オム」と「ジョセフ・アブード」のカジュアル2ブランドが2ケタ%増と好調だった。前者は端境期企画のビンテージフェークレザーのカバーオールを筆頭に、カジュアルアウターの売り上げが前年同月比72%増と拡大。ニットも同様の伸びを見せた。後者はシーズンレスアイテムとして、カットソーやデニムが売れ筋に上った。


 引き続き先月も12%増と好調を維持したレナウンの「インターメッツォ」。昨年1月が2ケタ%増だったことを考えれば、相当の健闘ぶりといっていい。セール、プロパーともにジャケットがけん引アイテムとなった。


 春物は分母が小さいながらも、シャツとスプリングコートが倍増。とりわけコートはここ数年前倒しで投入し、1カ月ほど需要が早期化している。着用期間は短いが、ファッションアイテムとしての役割が認知され始めてきたことから、3月まで強化する。スタイリングでは、スプリングコート&5ポケットデニムパンツで訴求していく。


 先月春物展開を強化したことで、例年よりプロパー構成比率を上げた三陽商会。例えば「エポカ ウォモ」のプロパー比率は、7ポイントアップの20%だった。1月はホールガーメントのリブニットやシルク混2つボタンスーツが売れ筋。今月はスパンコール刺しゅうなどを施したカーゴパンツ、ライダースショートブルゾン、エンブレム刺しゅうのデニムなどを、ファッション誌連動などを含めて仕掛けている。


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