垂れて穢す生きるという恥 | 待ってたら季節はかわる

待ってたら季節はかわる

自作詩、愚痴、諦め、黄昏
言い訳、弁解、言い逃れ

普段、すぐにでもゆけるようにと

世捨ての事得意げに口の端を

吊りあげているのに

やっぱり、自分は愚かで

痛みには抗えず

意地汚く命を惜しむ

ただただ、無為であると

当たり散らしては

生きていることに恥をわすれる

省みるのは

懺悔するのは

ただ、ゴミでしかない

生きることへの執着が

こんなに溢れる

浅ましい自分の腐った

ひねくれた心根だ

生きたい

生きていたくない

病に堕ちたら

潔く

など

出来ないクズな性分

口先だけで

ヘラヘラ威勢よく嘘を誠と

背徳的が美徳で

死にたがりなことが粋

全くのシロを

クロだと言い張って

…くだらない


でも、なら…


生きていく、と決めるのは

苦痛

先が長くて

みえないことは

不安

何かにすがるのも

怠惰


積み上げた積み木を

ジェンガみたいに抜いていく

崩れてもいい、と

安心感を得る

だから

決して、崩しはしない

足をかけて

1寸、と笑えない



…どうして、生きていかなければいけないか


わからない


出来れば

簡単に終わってしまいたい

のに

見ないようにしてきた醜い執着

浅はかな展望

迷う、という気分のうち

無意識、は

働いてくれないのか、と


気持ちも思考も

なにも、それを、望んでいない

思い込みの加分

違う、と

認めたくない

面倒だから

捨てることの気安さ

諦めという蜜の味は

口内を陵辱しつくし

常習性を正当化して


なら


どうしたら


矛盾が、円滑に

なりかわるのか


消えたら、無

単純だけど強固な

トリガーのストッパー

引き金を引く手を

誰かに操ってほしいだけ

誰かに、

自分の命をおしつけて



楽に、



生に固執したい





生き恥を

晒して

クズなマウントを

満足と


生きるのは

まだいい


ただ、この、



執着に



嫌悪



矛盾に



嫌悪



気持ち悪さと

不可解さを

もやもや抱えて

また


固執する





輪が、断てない




…それが

ただ



苦しみの輪

偽善の輪

詐欺師のそれで

嫌悪すら

ファッション

手に取る生地は

フェイクで滑らかな絹

火を灯し燃したら

どす黒い有害物質が

じりじりなくならない


断罪を

人任せにすることが

押し付けて

楽に

固執は恐怖ゆえ

限りなくありふれた

事故、という、救済を


誰か仕組んで




くれ


ないか…