幸福論 | 待ってたら季節はかわる

待ってたら季節はかわる

自作詩、愚痴、諦め、黄昏
言い訳、弁解、言い逃れ

少し早足で
こころなし背筋をしゃんとして歩く
汗ばんだ額を拭って
風にさらされる

明日は雨だと言う
何かに急かされるように
ばたばとしはじめる

天気に左右されるくらい
主体性のない行動力が
最近の堕落を呼んでいる

何をしたってどうしたって
抗えないものなんて
どんな風にだってできないなら
自分以外の何かに食ってかかったって
何にもなれないのだから
妙な正義感や正当性を振りかざして
そこにいる理由になんてしたくない
自己満足を人に押し付けたい人が
そこかしこに溢れている気がして
こころが重くなる
それだって生き方だと言われたら
どうしたって交われないのだから
気にしてしまうのはお門違い

なにも自分だけがただしいことなんてない

信念は必要だけれど

そればかりに囚われるのは
楽しいとは思えない
出来れば
最期に笑える生き方を選べるように
時々はジタバタしたりして
一人も気が楽だし
孤独も楽しいかもしれないけれど
やっぱり手を伸ばしてしまう
もがいてもがいて
挙げ句泣くことのほうが多くても
時々にある幸せが
楽しく流れて巡るように