救世主か否か~そして伝説へ
※壮大な物語に発展する恐れがあります。長文注意!※
今週やっと児童館デビューを果たした。
名古屋に溶け込むのに必死な親子ですよ。
それぞれの区の児童館では子供のための様々な会やイベントを催している。
もちろん小きーぽんも手遊びや絵本の読み聞かせ等の会に参加してみたわけだ。
他にどんなイベントがあるんだろう・・・と調べてみたら、
「母親卓球」なるものが。
マジか!
これはやりたい。
というのも、元卓球部で、妊娠前は週1でやったりしていた卓球好きな私。
こっちでも卓球できるとこないかな~と、ネットで調べたりしていたわけだ。
児童館だし子供がいてもできるかも!?
なら俄然やりたい。
児童館のスタッフさんに話を聞いてみることにした。
スタッフA「う~ん・・・これはどちらかと言うと、おばあちゃん世代の皆さんがやってる会なんですね」
要するにこうだ。
子供ももう成長した60代くらいの皆さんでやってるので、乳幼児を連れている母親はいない。
スタッフA「それに20年以上やってる方もいるので結構真剣なんです」
私「それは私も真剣な方がいいです。ガチでやりたいタイプなので」
スタッフA「ガチなら丁度いいかもしれませんね(笑)
でも託児がないから子供がいると難しいかなぁ・・・あ、あと母親卓球は・・・」
年会費で数千円かかる。
児童館行事にボランティアで参加する。
と、続けて説明してくれた。
その説明の頃には私の脳内では「子供がいたら難しい」にベクトルが向いていたので、
話半分で聞き「数千円?全然いいですよー。ボランティア?はーい」と生返事をしていた。
スタッフA「でも、ちょっと館長さんに聞いてきますね」
スタッフAは館長の元に走り、このやり取りを説明している姿が窓越しに見えた。
同時に館長の渋い表情も。
その雰囲気からは「やはり難しいのだろう」と容易に推測できた。
スタッフAが戻ってきて、私に「ごめんなさい。やっぱりね・・・」と謝りかけたその時、
後ろから館長が出てきて、重い口を開いた。
館長「本当はあなたのような人が来るのを待ってたんです」
は???
へ???
館長「前に卓球のリーダーと話してたんですけど、この会も若い人に繋げて世代交代していかなきゃいけないし」
え?
世代交代?!
いや、急に話重くなってきたんですけど!
こっちとしては
ちょっと卓球やって、
ストレス発散して、
ついでに痩せればなーくらいに思ってるだけですから。
館長「この会を伝承していってもらうには、若い人に入ってもらって、それには参加者のお子さんをどうするか策を考えなければなって」
で、伝承!?
いや、こっちは転勤族の妻でその内いなくなるよ!
「名古屋で何やってたの?」って聞かれて、
「卓球の伝承者」って答えたらみんな「へ?」ってなるわ。
ふと・・・気づいた。
あちらとしては
私達の村に救世主が現れた!
とでも云わんばかりのムードが漂い始めてることに。
RPGでよくありそうなシュチュエーション!
村の長老(館長)が、村が困ってる状況話して勇者(私)が救うやつ!
長老(館長)「明日卓球あるのでリーダーと相談します」
「あ、でもガチでやられてるの見て私ひくかもしれないので・・・」と逃げ腰になる勇者(私)
すると長老の横にいた、もはや村人Aにしか見えないスタッフAが口を挟む。
村人A「え~!さっきガチでやりたいって言ってたじゃないですかぁぁぁぁ~~~」
おい、そこを掘り下げるんじゃないよ。
勇者きーぽん「じゃあ明日卓球あるならちょっと覗いてみて考えます」
と勇者らしからぬ逃げ腰で退散しようとするも、村人Aは追い打ち?をかけてくる。
村人A「それに会費もボランティアも問題ないんですものね!」
逃げ道を確実に潰しにかかってきてる。
村人Aは卓球で言うなれば、前陣速攻型である。
ついでに話にちょいちょいドライブをかけてくる長老はドライブ主戦型だろう。
生返事で返してしまった事を悔いた。
会費もボランティアもマジか!と思ってたわ。
翌日。
母親卓球を覗くと、楽しそうにおばさま達がラリーをしていた。
卓球はやりたいが一晩考え、私の心は決まっていた。
窓口に出向き、長老と村人Aはいるか?と声をかけた。
村人B「すみません。今休憩中なんですが呼び戻しましょうか?」
いやいやいやいや、あの攻めの村人Aが不在時こそ勝機。
勇者きーぽん「いえ、大丈夫です。では伝言を。昨日卓球の件で・・・」
その声を聞いていた村人Cが奥から「あぁ!あなたがあの!」と叫び、身体を机にぶつけながら慌てて出てきた。
まさしく「あなたがあの勇者様ですか!?」と言わんばかりの勢いだった。
村人BとCに囲まれ、私は演説するかのようにちょっと声を張り上げ宣言した。
子供がもう少し大きくなるまでは(せめて授乳が終わるくらいまで)止めておく。
またいつかその時が来たら宜しくお願いします。と。
村人B&Cから少しの説得にあった。
ダブルスでかかってきたわけだが、
2人とも受け身型のカットマンタイプだったため、御し易い相手だった。
話し合いが終わり勇者旅立ちの時が近づく。
淋しそうな表情を浮かべた村人Bがこう述べた。
「ではここにこういう場所があるってことだけは、ぜひ忘れないでいてください」
あぁ、忘れないよ。私が救えなかった場所のことは。。。
去ろうとする私の背中に村人Cが問いかけた。
「あ!せめてお名前だけでも!」
もちろん勇者たるもの返しは決まっている。
「名乗るほどのものではないので・・・失礼します」
やだ!ヒーローが去る時っぽい!!
なんもしてないけど!
てか、絶対名前名乗ったりしないよ!
覚えられちゃうじゃん!
そうそう、念のため言っとくと登場人物のセリフに一切ウソや誇張はない。
要するにRPGっぽく寄せてるわけではない。
今回はやらなかったけど・・・
いつかは母親卓球に参加する気がするなぁとも思った。
RPGでも本筋に関係ないサブイベント的な町や村は、
いつクリアしても大丈夫だしね。

