限界突破

「赤ちゃんに外の世界を見せてあげましょう。お散歩させましょう」等とよく言われる。

近所に少し大きめな公園があるんで、行ってみた。

公園には【一万歩コース】と書かれたウォーキングコースもあった。

「３時間で一周」とも併記されていた。

そのくらいなら一周できるかな。行ってみよう。

そう思わせる陽気と、小きーぽんの機嫌のよさだった。

池の周りをぐるっとして、

綺麗な公園だなー。鯉が太りすぎだなー。なんて思いながら、

マジですぐ、

こんな開けた景色の後、

マジですぐ、

これ道？って迷う感じの雑木林に変わっていった。

ここで引き返せばよかったものを、

元山岳部の血が騒いだのか、

もうちょっと行ってみようとした母親が馬鹿だった。

ハイ、道に迷う。

抱っこ紐で抱っこしている息子には虫が寄ってきたのかワーワー泣き出す。

「君だけでなく、おかーさんも泣きたいんだよ」と息子と張り合う。

とにかく道らしい所を走った。

寄ってくる虫が敵兵の大軍だとしたら、

赤子を抱えて走る私は「名古屋の趙雲子龍」と呼ばれていただろう。

悩んだよ。

Ｕターンして同じ道を帰るか、

それともまだ見ぬ先には、すぐ舗装されている道が現れるのではないかという期待。

胸に７㎏の重り・・・いや、息子を抱き、林を走り抜けている私は若干まともな判断ができず、

そのまま汗だくになりながら真っ直ぐ進んだ。

小きーぽんは途中から、

こんな表情になってた。

（※写真はイメージです）

やっと山を抜けて、

ホッとできる場所に出た。

小きーぽんを見ると、

ほぼこんな表情のまま固まっていた。

（※写真はイメージです）

走り終えた後に気付いたんだが、

こんないい陽気の日に、誰一人とすれ違わなかった。

だわな。

私も二度と行かないだろう。

家に着くころには小きーぽんは

スヤスヤ寝てた。

そうだよね、ごめんね。疲れちゃったよね。

（※写真はイメージです。大先輩ゴジーラ久山さんです）

一万歩コースかかった時間・・・５０分。

虫に刺された箇所・・・２人で８箇所。

息子が久山さんに見えた回数・・・３回

母子の絆・・・プライスレス。

今日の名古屋あるある

「ベタな名古屋弁をしゃべっているのは市長だけ」

※写真提供※

でーやまブログ