騙されたと思いたくない孫の心
先日、ラスカ小田原にてヒルナンデスやボンビーガールなどでお馴染みの、
ファッションプロデューサー・植松晃士さんとトークショー&ファッションショーでした。
いいですね。クリスマスカラーのジャケット。
顔が違うと漫才師にしか見えないが、植松さんが着るとオシャレである。
平日の夜に、お越しいただいた小田原の皆さん、モデルの各ショップスタッフさんありがとうございました!
小田原といえば・・・こんな想い出がある。
小田原城。
以前、それ目当てで小田原に降り立った。
小田原城に着き、城内の案内図を見てると、一人のご老人に話しかけられた。
そのご老人は杉浦さん(仮名)というらしい。
「私の家系の女性はね、代々小田原城主の乳母をしていてね・・(略)・・・それでこの辺がね、昔は殿様に仕えていた侍がね・・・(略)・・・」
案内図を見ながら、丁寧に説明してくれた。
「すごいですね~へ~そうなんですか~」
相槌のパターンがなくなるほど、よく説明してくれる。
「私の家系はね、代々小田原城の乳母をしていてね・・・」
いや、さっき聞いたわ!
って、言えないくらい、上品な語り口で杉浦さんは話し続ける。
もうそろそろおいとましようかと思っていると、
「これからどこか行きたいところあるの?」
お。渡りに船。
このタイミングでお別れしよう。
「はい。二宮尊徳の記念館とか生家を観に行こうかと」
「あ~!それならあっちだね。案内するよ」
悪い方ではないし、せっかく地元の方と触れ合える機会だし・・・
でもそこまで世話になったら悪いよな。。。。
そんな心配をよそに、先に歩き始める杉浦さん。
ついていくと、二宮尊徳記念館の前で道を曲がる。
「あれ?ここまっすぐじゃないですか?」
「この辺は小田原のいいところがいっぱいあるから・・・」
案内してくれるという意味か。
道中、話しながら戦時中の話、最近の杉浦さんの健康状態など・・・
ほどよく打ち解けていたこともあり、私もすんなり着いて行った。
とある記念館なようなところに辿り着いた。
入るとスタッフらしき方が、
「あら~杉浦さん。また今度はお若い方と・・・」
また??今度は??
どういう意味だ?
中に入り、一回りしたと思ったら、杉浦さんが「ここのコーヒーが美味しいんだよ」と
喫茶室に入る。
当たり前のようにコーヒーをオーダーする。
この頃から不安がよぎる。
「あなたも頼みなさい。美味しいから」
とりあえずオーダーする。
コーヒー1杯500円だ。
「そろそろ出ましょうかね」
といい、スタッフに告げる。
「ありがとうね~美味しかったよ。また今度もお客さん連れてくるからね~」
スタッフ「いつもすみませんね~」
杉浦さんはお代を払ってない。
この頃にはもう確信していたが、まだ希望はある。
杉浦さんの分はツケか、紹介料として無料か。
スタッフ「ありがとうございます。お会計は1600円になります」
ちょっと待て。
二人分で1000円じゃないのか?
スタッフ「杉浦さん、オリジナルクッキーをお土産で持っていかれたので」
それ、私が払うの??
スタッフ「いつも杉浦さんと一緒に来られる方が払ってくださっているので・・・」
wwwwwww
コーヒーは案内代として払う心づもりをしていたが、
あのご老人やりおるな。
店もグルかもしれんが。
思わずにやけながら払いましたよ。
表に出ると、もう杉浦さんはいなかった。
その後、ホントに行きたかった二宮尊徳の記念館に行き、
帰りに杉浦さんと一緒でゆっくり見れなかった小田原城に戻った。
いましたよ。杉浦さん。・・・また案内板を見ている40代くらいの夫婦に一生懸命話しかけてた。
次のターゲットか。
でもね、なんか憎めないんですよね。
かわいいおじいちゃんで。
私は詐欺にかかりやすいかもしれん。
また小田原の杉浦さん(仮名)に会いに行こう。
