の バトン

 

 


さな秋を、見つけたら、


大きな夏は、去っていく。

 

 

 

道雲が、帰ったら、

 

空はだんだん、遠くなる。

 

 

 

そうしては、風に乗り、

 

夕焼け空から、降りてくる。

 

 

 

ミの歌は、いつの日か、


の虫と、共に鳴き、


それは、夏と秋だけの、


ほんのい、めぐり逢い…

 

 

 

のバトンの歌声は、

 

笑っているのに、

 

悲しいな。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
セミの鳴き声に、コオロギの音に…
 
どちらも大切な命です。
 
今だけの短い季節、
 
とってもとっても、愛おしい。ラブラブ
 
 
 
 
 
詩 撮影 天満野梨子
 
 
 
 

台風の進路に近い皆さま、どうか気をつけてお過ごしください。