命の バトン
小さな秋を、見つけたら、
大きな夏は、去っていく。
入道雲が、帰ったら、
空はだんだん、遠くなる。
そうして秋は、風に乗り、
夕焼け空から、降りてくる。
セミの歌は、いつの日か、
秋の虫と、共に鳴き、
それは、夏と秋だけの、
ほんの短い、めぐり逢い…
命のバトンの歌声は、
笑っているのに、
悲しいな。
セミの鳴き声に、コオロギの音に…
どちらも大切な命です。
今だけの短い季節、
とってもとっても、愛おしい。![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
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詩 撮影 天満野梨子
台風の進路に近い皆さま、どうか気をつけてお過ごしください。