すれちがい
光は、風と友であり、
風も、光と共にいる。
光と風の、その距離は、
季節や天気で変わるのよ。
ときどきお互い、まちがえて、
地球は突然、苦しむの。
光の優しさ、熱を生み、
風の優しさ、渦を生む。
光も風も、お互いに、
優しい距離感、まちがえた?
それでもどうして、そのことに、
歯向かうことができましょう。
光と風の、その距離は、
優しさの生む、すれちがい。
けれども些細な、その距離は、
計り知れない、悲しみよ。
詩 写真 天満野梨子
板挟みになって困っていたときに書きました。(,,> <,,)