三池崇史の名前を初めて知ったのは、1997年、ある雑誌の記事によってであった。
 
カラー1ページ使ってたと思う。
 
「日本映画界最後の核弾頭::三池崇史」
 
という見出しに魅かれた。
三池自身と、三池の「フルメタル極道」を「すごい!面白い!」とベタ褒めしてたと思う。
そんなに面白いのか!観てみたいな~、と、とても興味を持った。
 
そして実際に「フルメタル極道」を観てみて、ひっくり返って笑った。
「オホホホッ!」と言いながら、変なポーズをする うじきつよし。
最後にあんなことをする田口トモロヲ。
 
「この三池崇史って人、すんげえ面白れーー!!」と思った。
 
それから遡って「極道戦国志 不動」を観て、
谷原章介が、立ちションする両性具有の女子高生らの仲間たちと一つのフレームに写ってるカットの、人物の配置とかがあまりにもキマってるのを観て、
 
「この人(=三池崇史)って、ただ面白いだけじゃなくて、天才なんだ!」
 
と思った。
 
それから、むさぼるように三池作品を観た。
(って言っても、全部はコンプリートしてないんだけど…)
 
どの作品か忘れたが、何の脈絡も必然性も無く、
シーザー武志(だったと思う)が、道端に落ちてるウンコの上にクシャクシャになったティッシュが添えてあるのを見て、
「ひ、人のか!」と叫ぶシーンを見て、
「ああ、三池って、こういう人なんだ」と妙にストンと納得した。
 
最初は、三池崇史本人というよりも、三池作品が好きだったが、
(三池自身のことを、あまり知らなかったので)、
インタビュー等で、三池が話しているのを聞くうちに、
「すごく頭がよくて、面白くて、ハッとするような鋭いことを言う人だなあ」
と思い、三池崇史本人のファンにもなった。
 
 
なぜ、三池崇史と、その作品が好きなのか。
 
ちょっと変な言い方になるが、
三池崇史の映画の中には、私の居場所がある。
私の入る隙間がある。
 
自己憐憫的な書き方になってしまうが、
現実の社会の中で、いまひとつ生き辛さを感じている私に、
三池の映画の登場人物たちは、
「おかえり。よくここまでついて来たね。
これから、もっとすごいもの、見せてあげるね。
そこで見ててね。」
と、言ってくれている気がする。
 
わ。キモいこと書いちゃった(笑)
 
でも、本当にそう感じている。
 
三池は以前、
「僕は、地方出身の孤独な一人暮らしの若者に向けて、映画を作っている」
というようなことをよく言っていた。
これに対して、「三池は地方出身の孤独な若者のことをバカにしている」という書き込みをネット上で以前見かけたが、どうしてそんな風に思うのだろう?
だって、「地方出身の孤独な一人暮らしの若者」とは、すなわちかつての三池崇史自身のことではないのか?
 つまり、三池は、かつての自分自身に向けて、映画を作っているとも言えるのではないか?
(無論、それだけではないであろうが。)
 
三池が言った、
「閉じた世界のほうがワールドワイドなイメージにつながってくイメージがある。
なぜなら、どの国に行っても『閉じた世界』に共鳴する人は必ずいるから」
という言葉も、心に残っている。
 
メーターを振り切ったギャグのセンス、容赦のないバイオレンス描写、
三池の魅力は様々あるが、
幼いこどもたちの描き方も、心の奥に残る。
 
貧相な畳の部屋の片隅で、ひとり、膝を抱えて座り込む幼い少年。
小学校で苛められ、父親が地球を守ることや別の家族に気を取られ家庭と別離しても、その父親の姿を黙って見守る少年。
父と母の首吊り死体を、あふれでそうになる涙を懸命に堪えながら、口を一文字に結んで必死に睨みつける少年。
 
幼い頃の三池崇史は、
友だちと遊んでいても、「こいつ、僕と遊んでて本当に楽しいのかな?」と思ってしまって、一人でいるほうが気が楽だったという。
(この気持ち、すごくよくわかる…)
 
暗い性格でも何でもないけど、
友だちが「みーいーけーくーん、あーそーぼー」と家に来ると、
母親に「いないって言って!」と頼んで、裏の勝手口から飛びだして、
家の近所の野ざらしにされた古タイヤの中にうずくまっていたという。
そして、日が暮れかけると、頭をタイヤから出してあたりを見回し、
とことこと家に帰っていたそうだ。
 
古タイヤの中で膝を抱え、切り取られた空を見上げていた少年。
それが、三池の本質のような気もする。
 
うあああああああ。
好きな人のことを書くのって、難しい。
 
こんな、わかった風なこと書いちゃってさ…。
 
書けば書くほど、
こんな安い自分が、
その人を汚しているような気がするし、
近づこうとすればするほど、
離れて行っている気がする。
 
長文、すみましぇん。
ちょっと、おセンチになって書いて見たYO! 

 

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※ 【追記】は一番下です。すみません。

 

本日!12/17(金) 13:05~の、

NHK「スタジオパークからこんにちわ」に、

 

仲里依紗ちゃんが出演する予定だそうです!

 

明日12/18(土)21時~、NHK総合で、

仲里依紗ちゃんが出演する、

ドラマ「さよなら、アルマ~赤紙をもらった犬~」

をオンエアするので、

おそらくそれの番宣ではないか?と思いますが、

    

ちょっとは

「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲」や、

三池崇史の話、しないかな~~???

どうかな~~???

   

まあ、過度な期待はしないで、

里依紗ちゃん目的で見ることにしようっと~(^o^)

 

※「スタジオパークからこんにちわ」は、

よく何かあるとオンエア予定が変更・延期になるので、ご注意を~!

(三池の時もそうだった…涙)

↓「スタジオパークからこんにちわ」のサイト:

http://www.nhk.or.jp/park/

 

↓あと!

 

↓★ 『「十三人の刺客」毎日映画コンクール1次選考通過!

 &ロッテルダム国際映画祭で上映!』のブログも、

よかったらどうぞ~!

http://ameblo.jp/djangosuki/entry-10739130053.html

 


  

【追記!】

上に書いた、里依紗ちゃんの出るドラマ「さよなら、アルマ~赤紙をもらった犬~」

どんなドラマだかよく知らなかったし、

なんとなく気になってドラマの公式サイトちょっと見たら、

三池組がいっぱい出ますよ!

 

小栗旬、やべきょうすけ、加藤清史郎、鈴之助、阿部亮平、池内博之など!

びっくり~。

   

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今朝、木村拓哉にものすごく怒られる夢を見て目が覚めた。
 
「俺がヤマトとかでこんなにがんばってるのに、
それに比べておまえのその体たらくはいったいなんだ!
いつまでおまえはそうなんだ!一体どういうつもりだ!」
 
等々、木村拓哉にものすごい勢いで怒られる夢。
木村拓哉に徹底的に人格否定され、ダメ人間の烙印を押され、
「はぁ…そうだよな…木村拓哉さんの言うとおりだ…
なんてダメな人間なんだ…」と、
ものすごく落ち込みながらキムタクの説教を聞き続け、
 
だが、もう苦しくて、耐え切れなくなって
「もう、聞いてられない!ここから逃げ出したい!誰か助けて!」
と思ったところで目が覚めた。
 
ほんと辛かったわー(笑) 夢でよかった。
 
で、キムタクの夢の話は全く無関係で、どうでもいいのですが、
 
三池崇史の映画の中の母親たちの話。
 
三池の映画の中の母親って、
片足を引きずってることが多くないですか?
 
「ビジターQ」の内田春菊。
「クローズZERO 2」の根岸季衣。
 
・・・ごめん、2つしか思いつかなかった…
ほかにも探せばあるのかな?
 
私の想像に過ぎないけど、この母親たちは2人とも、息子に家庭内暴力をふるわれたせいで、片足が不自由になったのではないか、と思う。
(※私の勝手な想像です)
 
でも、この2人の母親は対照的だ。
 
「クローズZERO 2」の根岸季衣は、過去に殺人を犯した川西昇(阿部進之介)の母親役。
映画の冒頭、出所した川西の身元引受人として仕方なく少年院にくるが、
川西に憎々しげな一瞥をくれたのち、一言も川西と口をきかず、すぐにタクシーに乗ってその場を去ってしまう。おそらく、息子とはそれで縁を切るつもりなのだろう。
刑務所内を歩く際に、彼女は片足を引きずって歩いている。
 
いっぽうの「ビジターQ」。
 
ネタバレになるので詳細は省くが、内田春菊は、尋常でないほど家庭崩壊しまくった一家の母親役。
 
尋常でなく鬼畜な事件の数々があったおかげで、一家は再生するのだが、
内田春菊扮する母親は、「ある処理」をするために、スーパー(ホームセンターかな?)に一人で買出しに出かける。、
その時彼女は、とてもニコニコとして、幸せそうな顔で片足を引きずりながら、出かけて、そして帰ってくるのだ。
 
「ビジターQ」は私の中で、「新・仁義の墓場」と並んでものすごく大好きな作品だ。
「ビジターQ」は非常にエキセントリックな作品ではあるが、
この内田春菊扮するお母さんが、幸せそうな顔をして足を引きずりながら歩いているシーンを見る度に(そして思い出す度に)、胸がしめつけられる。涙が出てしまう。
あんなに鬼畜な映画なのに「ああ、お母さん、よかったね…」と思ってしまう。
 
「ビジターQ」は愛にあふれている。
 
うわ、うまくまとまんないわー。
 
三池にとっての母親像って、どんなんなんだろう。
 
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