Treatの1992年リリースのアルバムが今年で30周年ということで、私が大好きな一曲をピックアップしてみました。
アンダース・ヴィクストロムのスライドギターが唸る、ワイルドなロックンロール・チューン。
1stから3rdまでのTreatは初期Bon Joviを北欧風にしたような、抒情派ハードロックを追求していました。
ところが4thの「Organized Crime」でかなり力強さを前面に出した路線にシフト。
こうなってみるとサウンドが骨太になっただけにボーカルのロバート・アーンルンドの非力さが気になるようになってしまった。
すると、次のこのアルバムではボーカルがマッツ・レヴィンに交代し、音楽性もかなり変化しました。
全体がワイルドかつタフな印象になり、北欧的な部分は減少。
従来のポップセンス、メロディの良さは健在なのですが、ファンの期待していた路線では無かったのか、結局この後バンドは解散します。
ただ長く廃盤になったままのこのアルバムの内容が優れているのは間違いなく、このまま歴史に埋もれてしまうのは忍びないと思い、今回取り上げてみました。
従来の路線に近い曲達