先週は中盤広い福島県内を3日かけてぐるぐる周り、戻ってからは内勤で毎日日付変わる直前まで仕事だったりとハードな一週間だった。
締めの金曜夜は、お世話になった現所長を囲んで最期のアンオフィシャル飲み会で、帰宅は日付変わった午前2時とヘロヘロなれど久々の土日は完全オフ。昨日は全く予定していなかったけどこれ観てきました!
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
SPIDER-MAN: FAR FROM HOME (2019)
監督:ジョン・ワッツ 製作:ケヴィン・ファイギ、エイミー・パスカ 原作:スタン・リー、スティーヴ・ディッコ 脚本:クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ 撮影監督 : マシュー・J・ロイド 編集 : ダン・レーベンタール 視覚効果監修 : ジャネク・サーズ 音楽 : マイケル・ジアッキノ
出演:トム・ホランド、ジェイク・ギレンホール、サミュエル・L・ジャクソン、コビー・スマルターズ、ゼンデイヤ、ジェイコブ・バタロン、アンガリー・ライズ、レミー・ハイ、トニー・レヴォロリ、ザッカリー・リン、ヌーマン・アチャル、マリサ・トメイ、ジョン・ファヴロー
大団円の「エンドゲーム」から2ヶ月。MCU不勉強で早くも次の段階か!と思っていたら、これが所謂「フェイズⅣ」の最後の一作となるんですな。
白状すると前作の「ホーム・カミング」さえ未見、更に白状すればライミ版の3作も映画館で観たのは3のみ、「アメイジング〜」は2作目をテレビでチラり観たような観ないような…程度なんで(笑)、熱心なスパイダーマンファンからは叱られそうだけど、本作、面白かったなあ。
(以下ネタバレありです。すみません)
そんな自分でも、予告に出ていた「ミステリオ」って原作じゃ敵じゃなかったっけ?やっぱ新たな展開?それとも…と、思っていたら、案の定(笑)。
宇宙まで広がった大風呂敷に今度は異次元からのキャラクターかいなと思っていたら、本来の「親愛なる隣人」の敵に相応しいスケールで(でも大掛かり)、その騙しの手法は凝ったものながら、若いピーターの心を弄ぶやり方はなかなかの悪。
「アベンジャーズ」でも唯一まだ少年の若さを見せていたトム・ホランドのピーター・パーカー。少年らしく自由を奪われそうな強面ニック・フューリーからは逃げ回っていたのに、ギレンホール演じるところの「ミステリオ」=クウェンティン・ベックとの共闘で心を許す。
父のように慕っていたトニー・スタークを失い、「次のアイアンマン」への期待の重圧に戸惑い、ヒーローとしての拠り所を失ったピーターの心の隙間にすっと入り込んだミステリオのズルさ、ピーターの純粋さの対比は際立ってましたな。
特にトニーからピーターに贈られたサングラスをかけたベックの顔は、ピーターでなくともトニーの面影と重なって見えたからねえ。
でもその次の瞬間に…というネタバラしは、なかなかの展開でした。
アベンジャーズシリーズで何度か顔は見ていた親友ネッド他クラスメートたちとのシーンはまるで青春映画。
少年ピーターが、普通の日常を精一杯楽しみながら、愛しいMJやネッドたち友人を何とか守りたいと奮闘しながら、スーパーヒーローとして目覚めていく語り口も凄く良かった。
特にライミ版では「なぜこの子に惹かれるのか全然わからんぞ」だったMJ(笑)が、今回演じているゼンデイヤが凄く魅力的なので、説得力充分だったのが何よりだったなあ。
頭が良くてツンデレ系、逃げ回るばかりじゃなく、行動力も持ち合わせて、純粋な白人じゃないところも含め現代的だよね。思えば「グレーテスト・ショーマン」のあの娘だったんすね。
さて、ラストのエンドロール前のポストクレジットで、よもやのあんぐり展開、「エンドゲーム」では無かったエンドロール後のお約束もまた「ありゃ〜」な展開。前者は特に「アベンジャーズ」の次の展開に、後者はスパイディの次なる新作に絡んでいくのかな。
一度しっかり終わらせたMCU、このように雰囲気を変えての単体がいくつもできるんだろなあ。それはそれで新たな世界が広がりそうで期待大。
前作含め見逃し作品を見返して、こらからも付き合っていきますかな(笑)