当時はまだ映画は観てなかったのに、今にして思えば、この曲でマカロニウエスタンというジャンルに、エンニオ・モリコーネという作曲家に、いや映画音楽に目覚めた最初の1曲だったのかもしれないなあ。
当然のことながらレオーネ監督、モリコーネ音楽、イーストウッド主演の前作「荒野の用心棒」もお気に入り。
口笛をはじめ様々な楽器や声が重なっていく「夕陽のガンマン」の原型のようなカッコいいタイトルバック「さすらいの口笛」。
そして自分はタイトル以上にこのメインテーマに惚れたのだ!「リオ・ブラボー」や「アラモ」でも流れていた「皆殺しの歌」のような音楽を、というレオーネのリクエストにモリコーネが応えたこの曲。ダイナマイト爆発の轟音の後に流れてくる哀愁極まるペットのメロディは悶絶もの!
マカロニの原点ともいえるこの曲が、必殺仕置人などの必殺シリーズの音楽にも影響与えているのがよくわかる一曲だ。
METALLICAがライブのオープニングでも使っていた「黄金のエクスタシー」。「続夕陽のガンマン」のクライマックスを飾るこれまた最高なスコアなのだ!
おお、コルブッチ監督だったら忘れちゃならない「ガンマン大連合」があった!「バマサマタ!バマサマタ!コンパーニェロ〜」のコーラスが耳に残るテーマ曲「Vamos a matar companeros やっちまえ同志たち!」が最高だ!
忘れてはならぬ第三のセルジオことセルジオ・ソリーマ監督。これもタランティーノの映画で何曲か使われていた「復讐のガンマン The Big Gundown 」。熱さに痺れるタイトルバックを聴いてくれ!
レオーネ弟子のトリーノ・ヴァネリ監督のの「ミスター・ノーボディ」。すっとぼけたメインテーマも悪くないが、やはりここは「ワルキューレの騎行」が織り込まれたワイルドバンチとの戦いのテーマが良いよね〜。
再びレオーネ監督の「ウエスタン」から「復讐のバラード」。チャールズ・ブロンソン演じるハーモニカのテーマですな。ああ、ちょっと前に劇場公開された「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ウエスト」名義のロングバージョン、劇場で観たかったなあ。
これもレオーネ監督「夕陽のギャングたち」。ションションション…のEdda Dell'Orso のスキャットが美しい。